6月の生き物観察会~見晴らしの丘からくわくわ森

6月4日に天王森泉公園で行われた
6月の生き物観察会。

野の花苑編のつづきです。

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見晴らしの丘からくわくわ森で見られた
生き物たちをご紹介します。

 

 

植物

ツユクサ(露草)

弁天坂にて撮影

ツユクサツユクサ属の一年草

分布は、日本全土。
サハリン、ウスリー、朝鮮、中国。

道端、荒れ地などに生える。

草丈は、高さ20~50cmになる。

6~9月に、2枚の緑色の苞葉にはさまれるような感じで青色の花を開く。

苞葉は長さ約2cm。

(夏の山野草ポケット図鑑より)

 

ツユクサは、基本
他家受粉するそうですが、

受粉できなかった場合は、最終手段で
長い雌しべがくるくるっと丸まって
自家受粉するのだそうです。

 

ネジバナ(捩花)

見晴らしの丘にて撮影

ラン科ネジバナ属の多年草

野原の芝地や、山麓の日当たりのよいところ、庭の芝生などに生える。

分布は、北海道、本州、四国、九州。
サハリン、ウスリー、朝鮮、中国、ヒマラヤ。

 

草丈は、15~40cmになる。

5~9月に、らせん状にねじれた穂状花序に桃紅色の花を多数つける。

 

和名はねじれた花序による。

別名、モジズリ。

(夏の山野草ポケット図鑑より)

今、見晴らしの丘で
たくさん咲いています。

ねじれて咲く花なんて!
おもしろいですね。

右巻き・左巻きがありますが・・・

どうやって巻く方向か決まるのでしょう?

 

ヒメジョオン(姫女苑)

見晴らしの丘にて撮影

キク科ムカシヨモギ属の越年草。

アメリカ原産。

花期は6~10月。

草丈は、1m前後になる。

今、道端、畑、空き地などの
いたるところで咲いていますね。

 

ヒメジョオンは、蝶や虫たちに
大人気の花の一つです。

この時も、花の上にお客さんが
いましたよ!

 

ヒナキキョウソウ(雛桔梗草)

見晴らしの丘にて撮影

キキョウ科キキョウソウ属の一年草

アメリカ原産。

花期は、5~7月。

草丈は約40cmになる。

 

道端に育つが、どちらかというと
芝生や草地のへりにいることが多いそう。

 

ガクアジサイ(額紫陽花)

くわくわ森にて撮影

ユキノシタアジサイ属の落葉低木。

原産国は日本で、本州以南の暖地に分布する。

花期は、5~7月。

 

アジサイは、ガクアジサイから
つくられたそうです。

今はたくさんの品種がつくられていますね。

雨が似合う、梅雨時に
晴れやかな気持ちにさせてくれる
お花です。

ガクアジサイも虫たちに人気で、
次々とお客さんが訪れていました。

 

ゴンズイ(権翠)の実

くわくわ森にて撮影

ミツバウツギ科ミツバウツギ属の落葉小高木。

山地に生える。

秋に実る果実が真っ赤でよく目立ち、熟すと裂けて中から黒い種子を出す。

(ウィキペディアより)

花よりも圧倒的に実が美しい木です。

秋が楽しみです(^^♪

 

シュンラン(春蘭)の実

くわくわ森にて撮影

春に咲いたシュンランの花後、
実ができました。

シュンランに実ができるのは
珍しいのだそうです。

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ムラサキシキブ(紫式部)

くわくわ森にて撮影

シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木。

日本各地の林などに自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用に栽培される。

別名、ミムラサキ

名前の由来は、紫色に熟す重なり合った実を京では紫重実(むらさきしきみ)とよび、平安時代の女性作家である紫式部に例えたものだというのが通説である。

(ウィキペディアより)

 

紫の美しい実も素敵ですが、
お花もかわいいです。

くわくわ森は、
ムラサキシキブだらけです!

 

マユミの実

くわくわ森にて撮影

ニシキギニシキギ属の落葉低木ないし、落葉小高木。

日本と中国の野山に自生する。

淡紅色の果実は熟すと4つに裂けて、中から赤い種子が現れる。

秋に果実と種子、紅葉を楽しむ庭木としても親しまれ、盆栽に仕立てられることもある。

果実は有毒であるが、春の新芽は山菜として利用される。

 

和名「マユミ」の由来は、昔この木から弓が作られたことに因む。

(ウィキペディアより)

 

ネズミモチ(鼠黐)

くわくわ森にて撮影

モクセイ科イボタノキ属の常緑広葉樹の低木または小高木。

高さ8メートルほどになり、紫黒色に熟した果実がネズミの糞を連想させ、全体がモチノキに似ている。

暖地の低地や低山の林内や林縁に自生するとともに、公園などに植えられている。

タマツバキ」の別称も用いられる。

 

照葉樹林における代表的な陽樹であり、森林内の開けたところや山火事のあとなどに多数見られる。

(ウィキペディアより)

 

果実をネズミの糞に例えるなんて!!

どんな果実なのか?
果実が実ったら見てみようと思います。

 

こちらもネズミモチなのかと思ったら、
トウネズミモチでした。

 

トウネズミモチ(唐鼠黐)

くわくわ森にて撮影

ネズミモチはくわくわ森の斜面の
上の方にあるのですが、

トウネズミモチは、斜面下の
道路脇にあります。

 

モクセイ科イボタノキ属の常緑高木。

中国中南部原産。
日本では明治時代初期渡来した帰化植物

葉は楕円形で厚く光沢があり、ネズミモチよりも大きく、葉脈が透けて見える

花期は6 - 7月頃で、枝先にネズミモチよりも大きな円錐形の花序を出して、黄白色の花を多数咲かせる

果実は12月頃に紫黒色に熟す

 

大気汚染公害に強いことから、都市部を中心に公園緑化樹などに利用される

よく目にする生け垣の利用は、国産の近縁種ネズミモチが殆どである。

近年、鳥に依る糞の被害も拡大し、問題視されている。

急速に日本各地に広がりだしているため、侵略的外来樹木としても注意が必要である(要注意外来生物)。

(ウィキペディアより)

 

ネズミモチトウネズミモチの違い

トウネズミモチの場合、葉裏を光に透かしてみると葉脈の主脈も側脈も透けて見えるが、ネズミモチの方は、主脈が見えるものの側脈は見えないので判別できる。

また、果実はともに楕円形であるが、トウネズミモチの方が球形に近く、ネズミモチはやや細長い。

また、総じてネズミモチの方が樹高が低い。

(ウィキペディアより)

 

今回の観察会で、
葉を透かして区別する方法を
教えていただきました。

 

トウネズミモチは葉が透けるので、
透(トウ)ネズミモチと覚えるといい!
とのこと。

なるほどです!

 

ネズミモチよりトウネズミモチの方が、
花がたくさんついて華やかです。

日本のものは奥ゆかしいですね・・・。

 

キダチコマツナギ(木立駒繋)

くわくわ森にて撮影

キダチコマツナギについては
こちらに書いています。

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木々が茂った森の中で
色どりを添えてくれています。

 

ヒメコウゾ(姫楮)の実

くわくわ森にて撮影

4月の下旬に花を咲かせていた
ヒメコウゾ。

今は、たくさん実をつけていました。

 

クワ科コウゾ属の落葉低木。

ヒメコウゾのお花はこちらをご覧ください。

ヒメコウゾの花

 

シオデ(牛尾菜)

くわくわ森にて撮影

ユリ科またはサルトリイバラ科の植物。

つる性植物です。

シオデの花

日本全国(タチシオデは北海道除く日本全国)に分布する多年草

海抜1000mまでの山地にみられる

葉の根元から出る巻きひげで木に巻き付く。

成長すると蔓状に伸びるが、食用には若芽のうちに太くて長い部分を採る

採取時期は初夏

「和製アスパラガス」、「野生のアスパラガス」、「山アスパラガス」とも称される。

 

夏期には小さな緑色の花を咲かせる(雌雄異株)。

果実は約1センチの液果で、秋に黒色に熟する。

 

(ウィキペディアより)

 

私は、天王森泉公園にきて
初めてシオデを知りました。

若芽は「森のアスパラガス」と
教えていただきました。

シオデの若芽

この部分が山菜として食べられます。

本当にアスパラガスの味がします!

 

エビネ(海老根)の実

くわくわ森にて撮影

今、春に咲いた花々が
実になっています。

シュンラン、キンラン、
そしてエビネ

実がどうなっていくのか・・・
観察中です。

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ナツグミ(夏茱萸

くわくわ森にて撮影

虫たちのためのレストラン広場に
鈴なりに実っています。

見るからにおいしそうだったので
食べてみましたが・・・
ちょっとえぐみがありました。

 

グミ科グミ属の落葉小高木。

日本の本州関東中部地方、四国に分布し、山野に自生する。

 

花期は4 - 5月ごろ

葉のつけ根に1 - 2個の淡黄色の花が垂れ下がって咲く
花弁に見えるのは萼(萼筒)で、長さは7 - 8mm あって先端が4裂する

果期は5 - 7月

果実は偽果で、長さ12 - 17 mmの広楕円形をしており、長さ2 - 5 cmほどの果柄がついてアキグミよりも長い
果実は赤く熟すと、少し渋いが食べられる

(ウィキペディアより)

 

ナツグミの花。

見ていませんでした。

来年は見ようと思います!

 

ヤブニッケイ(藪肉桂)の花

くわくわ森にて撮影

ヤブニッケイにこんなにかわいらしい
お花が咲くなんて!
知りませんでした。

 

クスノキ科クスノキ属の常緑広葉樹高木。

ヤブニッケイは日本の在来種。

ニッケイは中国原産なのだそうです。

 

くわくわ森には、ニッケイもあります。

葉っぱがシナモンの香りがします。

ヤブニッケイよりもニッケイの方が
匂いが強いそうです。

ヤブニッケイでも十分いい香りが
楽しめます(^^♪

 

ニワトコの実

くわくわ森にて撮影

赤いビーズがたくさんついてるみたいで
かわいらしくてきれいです!

 

ガマズミ科ニワトコ属の落葉低木または小高木。

別名セッコツボク(接骨木)

山菜や民間薬に利用される。

(ウィキペディアより)

 

ニワトコの冬芽の記事はこちら。
ニワトコの混芽と葉芽

 

冬芽の写真を撮ったニワトコの実は、
すでに鳥たちに食べられて
ほとんどなくなっていました。

 

シロタマゴテングタケ(白卵天狗茸)

くわくわ森にて撮影

ハラタケ目テングタケ科のキノコ。

キノコ狩りシーズンの全期にわたって発生する致命的な猛毒種として知られ、誤食による中毒事故がしばしば報告される。

(ウィキペディアより)

 

毒キノコです!
怖い怖い(-_-;)

でも、白くて美しいです。

確かに、肉厚で美味しそう!
危険危険!

触るとポロリと根元から
折れてしまいます。

 

シロキクラゲ(白木耳)

くわくわ森にて撮影

キクラゲやシロキクラゲは買うもの!
という思い込みがありました。

森に生えているのを見ると、
あ~自然の中に生えている
ものなんだよね!と改めて思えて、
新鮮な気持ちになります。

買ったキクラゲも、
森の恵みだと思って
ありがたくいただきたいと思います。

 

シロキクラゲ科シロキクラゲ属のキノコ。

春から秋にかけて、シイ・カシ林や雑木林の広葉樹倒木や枯枝に発生する

クロコブタケ(シイタケの害菌)という子嚢菌類に寄生する菌寄生菌であり、シイタケのほだ木に発生することもある

このキノコは発生している周辺を見れば、黒いクロコブタケがどこかにいる

 

キクラゲと同様に水で戻し、湯通しして使う

なめらかば口当たりが特徴だが、自身には味がない

主にスープの浮き実やシロップ漬けにしてデザートなどにされる一方、不老長寿の薬としても珍重されている。

シロキクラゲは、血中や肝臓のコレステロールを低下させる効果が高いとされており、動脈硬化、心臓発作に効果的であると言われており、シロキクラゲを利用した料理として中華料理の銀耳羹(シロキクラゲのスープ)などがある

(ウィキペディアより)

 

シロキクラゲスープ!
美味しそうですね(^^♪

くわくわ森では、
シロキクラゲはあまり見かけません。

 

昆虫

アオオビハエトリ

弁天坂にて撮影

正直、クモに興味はありません・・・
でした(過去形?)。

昆虫が好きで詳しい方々が
毎回観察会に来てくださって、
「アオオビハエトリだ!
ほら!これは大きいな~」
とか、純粋な目をして嬉しそうに
教えてくださいます。

その好きだという熱量を感じると、
ついついそうなんですね!と
写真を撮ってしまう私。

いつのまにか、クモは見たくない!
という気持ちはなくなっていました(笑)

慣らされた?というのか・・・?

最近は、アオオビハエトリについて
調べてみよう!と思うまでに
なりました。

 

ハエトリグモ科に属するクモ。

地上性の美しい種で、同時にアリを主に狙うことでも知られる。

 

平地に多く、山地では少ない。人里近くでも多く見られ、庭園や神社などでもよく見かける。

 

このクモはアリを捕らえることで有名で、よく蟻の巣の周辺に姿を現す。

アリを狩る場合、一気に噛み殺すのではなく、ちょっと噛み付いては離して、また噛み付く、という動作を繰り返し、アリが動かなくなったところで運び去って食べる。

 

(ウィキペディアより)

 

ハエトリというから、
ハエを食べるクモなのかと思ったら、
アリを食べるのですね。

 

ナナフシモドキ

弁天坂にて撮影

ナナフシモドキとモドキという名前が
ついていますが・・・

こちらが本家ナナフシなのだそうです。

 

このナナフシモドキは、
まだ子どもでずっと動いていました。

成虫になると、
ほとんど動かないのだそうです。

不思議な形をした生き物です。

 

ナナフシ目に属する昆虫の総称。

草食性で、木の枝に擬態した姿が特徴的。

「七節」の「七」は単に「たくさん」という程度の意味で、実際に体節を正しく7つもっているわけではない。

 

防御手段の一つとして、敵に襲われた際に脚を自ら切り離す自切を行う種が多い。

失われた脚は、自切が若齡幼虫時に行われたものであれば、脱皮とともに再生していくが、成長段階の終わりに近い時期の自切ほど再生され難く、終齡幼虫・成虫での自切は再生されない。

 

(ウィキペディアより)

 

このナナフシモドキさんは、
左の前足がなくなっていました。

虫に詳しいHさんが、
まだ若齢幼虫なので、
次の脱皮の時には再生されると思いますよ。
とおっしゃっていました。

 

なくなったものが再生されるって・・・
不思議ですね~!

 

ツバメシジミ(燕小灰蝶)

見晴らしの丘にて撮影

翅の表にオレンジ色の斑点が
なさそうなので、オスでしょうか?

シジミチョウ科の蝶。

大きさは、30㎜ほど。

名前にツバメとつくのは、
後翅の突起がツバメの羽のようだから
なのだそうです。

 

ツバメシジミの裏翅

よく見ると、翅の端っこが
切りっぱなしのジーンズみたいです。

 

前翅長は9-19mm。

の表面はオスが青紫色、メスが黒色で、裏面は灰色がかった白色で、後翅には橙色の紋を持つ。

平地の草原や公園などで見られる。

幼虫で越冬し、年4-5回発生。

成虫は3-10月にかけて観察できる。

幼虫の草食はシロツメクサカラスノエンドウなどのマメ科の植物である。

(ウィキペディアより)

 

ベニシジミ(紅小灰蝶)とササグモ(笹蜘蛛)

見晴らしの丘にて撮影

ベニシジミヒメジョオンで吸蜜中?

と思いきや、

ササグモとなにやらお喋りしている
かのようでした。

 

ベニシジミ

春に日当たりの良い草原でよく見られる小さな赤褐色のチョウである。

成虫の前翅長は1.5cmほど。

前翅の表は黒褐色の縁取りがあり、赤橙色の地に黒い斑点がある。

後翅の表は黒褐色だが、翅の縁に赤橙色の帯模様がある。

翅の裏は表の黒褐色部分が灰色に置き換わっている。

時に白化する場合もある。

 

成虫は年に3-5回ほど、春から秋にかけて発生するが、特に春から初夏、4月から6月にかけて多く見られる。

春に発生する成虫(春型)は赤橙色の部分が鮮やかだが、夏に発生する成虫(夏型)は黒褐色部分が太く、黒い斑点も大粒になる。

冬は幼虫で越冬する。

幼虫の食草はスイバ、ギシギシ、ノダイオウなどのタデ科植物で、卵もタデ科植物に産みつけられる。

幼虫は脚の無いワラジムシのような形をしている。

ふつうは緑色だが紫の縦じまがある場合もあり、これはタデ科植物の葉と葉脈に似せた保護色とみられる。

(ウィキペディアより)

 

ササグモは、

徘徊性で、網を張らず、歩き回って餌をあさる。

普通、草や樹木の枝や葉の上におり、獲物を探す。

運動は活発で、足が速い。

跳躍も巧みで、よく餌に飛びつくようにして捕らえる。

卵は半球形の卵嚢にして、葉を巻いた中にくっつける。

小型の昆虫を捕らえる捕食者。

(ウィキペディアより)

 

ヨコヅナサシガメ

見晴らしの丘にて撮影

ヨコヅナサシガメは桜の木が
好きとのこと。

この時も、オオシマザクラの木に
いました。

5月の生き物観察会で初めて
出会ったヨコヅナサシガメ

その時の記事はこちらです。

ヨコヅナサシガメ

 

5月はお腹側の写真を撮りました。
今回は背中側の写真です。

 

 

キアゲハ(黄揚羽)

森へ行く途中の民家の庭木にて撮影

成虫は翼開張9cm、前翅長は4-6cmほど。

ナミアゲハとよく似ているが、キアゲハは前翅のつけ根が黒ずんだ色彩で塗りつぶされたようになっていて三角紋ができておりナミアゲハのような縞模様にはならない。また、翅の中ほどは黒い線が細く、和名どおり黄色みが強いので区別できる。

成虫は4月から10月頃まで、年に2-4回ほど発生する。

海岸植物から高山植物までを含むセリ科植物を食草とするため生息地も幅広く、海岸から市街地、農村、山地、さらには高山帯までと、いろいろな場所で見られる。

幼虫の食草はセリ、ハマウド、シシウドなどのセリ科植物である。

だけではなく花序や若い果実をも好んで食べて育つ。

ニンジン、ミツバ、アシタバ、パセリ、セロリなどの野菜も食草となるので、これらが栽培される畑でも幼虫が見られる。

冬は蛹で越冬する。

(ウィキペディアより)

 

大きくて華やかなキアゲハ。

縄張りがあるそうで、
木の葉の上で見張っていました。

他の蝶や虫が来ると、
追いかけて追っ払っていました。

 

ホシベニカミキリ

くわくわ森にて撮影

カミキリムシ科

・大きさ:18~25㎜

・出現期:5~8月

・分布:本州、四国、九州、奄美

 

成虫はクス科植物(とくにタブノキ)の葉や枝を食べる。

幼虫もタブノキなどの生きた枝に穿孔して材を食べる。

(昆虫エクスプローラより)

 

ベニカミキリと比べると、
ちょっといかつくて
強面なカミキリさんです。

顔が強面だったので、
撮りたかったのですが・・・

撮れませんでした。

 

数日同じ場所にいました。

 

エゴノキのおとし文

くわくわ森にて撮影

エゴツルクビオトシブミの揺籃。

揺籃というのはゆりかごのようなものだそうです。

甲虫目オトシブミ科の虫。

♀はエゴノキやフサザクラなどの葉を巻物のようにして揺らんを作成し、その中に卵を1個産み付ける。
孵化した幼虫は揺らんの内部で葉を食べて成虫にまで生育することができる。

揺らんは葉の主脈でぶら下がっていることも多いが、切り落とされることもある。

(虫ナビより)

 

それにしても、
上手にくるくる巻いています。

芸術的!

それを落とし文と名づけたのも
素敵です!

 

つくり上げるのに1時間くらい
かかるのだそうです。

つくるところを見てみたいです!

 

キムネクマバチ(黄胸熊蜂)

くわくわ森にて撮影

クマバチは、ミツバチ科クマバチ属に属する昆虫の総称。

一般に大型のハナバチであり、これまで、約500種が記載されている。

方言によっては、連濁に伴う入り渡り鼻音を挟んでクマンバチとも呼ばれる。

(ウィキペディアより)

クマバチというと、
キムネクマバチをさすそうです。

 

本州のクマバチ(キムネクマバチ)は、おおむね山桜類カスミザクラなどが咲き終わる晩春頃に出現し、街中でもフジやニセアカシアの花などに活発に放花するのがよく見られる。

成虫の活動期間は晩春から中秋頃まで。

寿命は1年程度と推定され、その年生まれの新成虫は越冬して翌年に繁殖活動に参加すると推定されている。

「ブーン」という大きな音を立てて、安定した飛行をする。

食性は、他のハナバチ同様、花蜜・花粉食。

初夏から秋にかけてさまざまな花を訪れるが、頑丈な頸と太い口吻を生かして花の根元に穴を開けて蜜だけを得る盗蜜もよく行う。

(ウィキペディアより)

 

ブ~ンという羽音を聞くと、
肉食のハチかと思ってしまいますが・・・

クマバチさんはハナバチなのですね。

ずんぐりむっくり大きいのに、
羽を小さめ!

だから大きい羽音に
なってしまうのでしょうか?

 

次にガクアジサイにやって来たのは・・・

 

ヨスジハナカミキリ

くわくわ森にて撮影

カミキリムシの一種。

花によく集まり、前翅に黒と黄の4本の帯模様がある。

体長は14-22mm。

成虫は6-8月に出現し、花に集まり花粉を食べる。

本州ではリョウブノリウツギによく集まる。

なお、飛翔中の姿は蜂によく似ており、体色や模様も含め、蜂に擬態していると言われる

幼虫はモミ、アカマツ、オニグルミ、コナラなどの材を食べる

幼虫が食べるのは腐朽の進んだ材で、褐色腐朽材、白色腐朽材とそのタイプを問わずに食べる。

越冬は幼虫で行い、春に材の中で蛹化、羽化する

日本では、北海道から九州まで見られる。

(ウィキペディアより)

 

飛んで来てガクアジサイにとまる姿を
見ていたのですが、
ハチかと思っていました。

双眼鏡で見たら
ハチではないことがわかり、
びっくりしました!

ハチにうまく擬態しているな~と
感心してしまいました!

 

ダイミョウセセリ

くわくわ森にて撮影

セセリチョウ科の蝶。

・大きさ:15~21㎜

・出現期:4~10月

・越冬形態:幼虫

・分布:北海道、本州、四国、九州

日本以外でも東アジアから東南アジアに分布する。

成虫は、暖地では年3回、寒冷地では年2回発生する。

黒地に白帯のあるセセリチョウ

翅を完全に開いてとまることが多い。

地方によって翅のもように違いがあり、東京付近には白帯がはっきりしない「関東型」が、大阪付近には白帯が明瞭な「関西型」が多い。

雑木林の周辺で見られ、各種の花によく来る。

幼虫の食草は、ヤマノイモなど。

(昆虫エクスプローラより)

 

私の写真は明らかに関東型。

昆虫エクスプローラの写真は関西型が
載っていました。

 

コガネムシ(黄金虫)

くわくわ森にて撮影

メタリックな緑がきれいですね!  

甲虫目コガネムシ科の昆虫。

体長は17-23mm。

食性は食葉性であり、サクラ等の広葉樹の葉を食する。

幼虫は土中で植物の根を食べて成長する。

(ウィキペディアより)

 

ナラハヒラタマルタマフシ

くわくわ森にて撮影

このコナラの幼木は
ナラハヒラタマルタマフシに人気なのか、
この葉っぱの裏側にも
そして下の葉にも虫こぶがついていました。

 

名前を分解すると「ナラ(ミズナラ)+ハ(葉)+ヒラタ(平ら)マルタマ(丸玉)+フシ(五倍子)」ということになります。

丸玉なのに「ヒラタ」が付くのは成熟前は葉につく部分が平らで扁平な形になっているからなのです。

 

ナラハヒラタマルタマバチによってナラ類につくられる虫えい(虫こぶ)で、黄白色~桃白色~赤色をしていて表面は平滑で透き通るような輝きがあります。

日に当たる部分は往々にして赤く染まってきます。

 

7月頃から出来始め8~9月には幼虫が入ったまま落下し、褐色になり、その中で幼虫は成長を続け越冬します。

翌春に蛹化して4~5月に羽化するようです。

 

(かわ遊び・やま遊び雑記より)

 

虫えい(虫こぶ)とは、

植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のこと。

(ちゅうえい)ともいう。

ハチ目のタマバチの仲間やハエ目のタマバエの仲間、カイガラムシなどが産卵管を植物体に差し込み、内部に卵を産む。

卵の状態ではそれほど目立たない虫こぶも、幼虫、蛹と成長していくうちに大きく膨れ上がり色づいて立派な虫こぶとなる。

(ウィキペディアより)

 

ナラハヒラタマルタマフシの虫こぶは
美しいですね!

宝石のような芸術品です!

赤くなっていくそうなので、
観察を続けたいと思います。

 

***

 

6月の生き物観察会~田んぼから境川遊水地
につづく。

 

天王森泉公園のホームページはこちらです。

www.tennoumori.net