かわいらしい花はヤマコウバシでした!

先日、くわくわ森で
「これ何のお花だろう?かわいい!」
と思った木がありました。

調べてみたら
ヤマコウバシのお花でした。

 

 

ヤマコウバシ基本情報

  • 和名:ヤマコウバシ(山香ばし)
  • 学名:Lindera glauca
  • 科名・属名:クスノキ科・クロモジ属の落葉低木。
  • 高さ:3~5m
  • 分布:中国、朝鮮半島、日本(関東地方以西の本州、四国、九州)の低地や山地に分布する。
  • 名前の由来:葉をちぎったり、枝を折ると特有のよい香りがすることから名付けられている。

 

ヤマコウバシの新芽と花

2024年4月11日 くわくわ森で撮影

ほわほわの白い毛が美しい新芽。

その下には、
たくさんのかわいらしい花が
垂れ下がって咲いています。

雌雄異株だが、雄株は中国大陸にしか存在しない。日本には雌株しか生息せず、全て一つの株のクローンであることが大阪市立大学などの研究チームにより明らかにされた。*1

ということで、
こちらは雌花です。

ヤマコウバシの雌花

冬芽は、葉と花が一緒に入った混芽(クロモジ属で唯一)。*1

葉のつけ根に茶色く見えるのが、
葉と花を覆っていた冬芽のあとですね。

新芽のつけ根に花が咲く
この形が斬新でかわいい!と思って
すっかり気に入ってしまいました(*^-^*)

新芽がだいぶ開いてきました

 

ヤマコウバシの冬の葉

2024年2月7日のヤマコウバシの葉

普通の落葉樹は秋になると
葉を落とします。

けれども、ヤマコウバシの葉は
秋になっても落葉しません。

こちらの写真は2月7日に撮影したものですが、
茶色くなったまま枝についています。

葉をちぎるとよい香りがする
と言われているので、
葉をちぎって嗅いで見ましたが・・・
茶色くなった葉は
何も香りがしませんでした。

葉が落ちないことから、
受験生のお守りになっているそうです。

落葉するのは、翌年の春です。

***

 

実もなるそうなので、
秋になったら撮影してみたいと思います。

 

写真はすべて、天王森泉公園の
くわくわ森で撮影しました。

www.tennoumori.net

 

参考資料:
*1 ウィキペディア