先日、くわくわ森で
「これ何のお花だろう?かわいい!」
と思った木がありました。
調べてみたら
ヤマコウバシのお花でした。
ヤマコウバシ基本情報
- 和名:ヤマコウバシ(山香ばし)
- 学名:Lindera glauca
- 科名・属名:クスノキ科・クロモジ属の落葉低木。
- 高さ:3~5m
- 分布:中国、朝鮮半島、日本(関東地方以西の本州、四国、九州)の低地や山地に分布する。
- 名前の由来:葉をちぎったり、枝を折ると特有のよい香りがすることから名付けられている。
ヤマコウバシの新芽と花
ほわほわの白い毛が美しい新芽。
その下には、
たくさんのかわいらしい花が
垂れ下がって咲いています。
雌雄異株だが、雄株は中国大陸にしか存在しない。日本には雌株しか生息せず、全て一つの株のクローンであることが大阪市立大学などの研究チームにより明らかにされた。*1
ということで、
こちらは雌花です。
冬芽は、葉と花が一緒に入った混芽(クロモジ属で唯一)。*1
葉のつけ根に茶色く見えるのが、
葉と花を覆っていた冬芽のあとですね。
新芽のつけ根に花が咲く
この形が斬新でかわいい!と思って
すっかり気に入ってしまいました(*^-^*)
ヤマコウバシの冬の葉
普通の落葉樹は秋になると
葉を落とします。
けれども、ヤマコウバシの葉は
秋になっても落葉しません。
こちらの写真は2月7日に撮影したものですが、
茶色くなったまま枝についています。
葉をちぎるとよい香りがする
と言われているので、
葉をちぎって嗅いで見ましたが・・・
茶色くなった葉は
何も香りがしませんでした。
葉が落ちないことから、
受験生のお守りになっているそうです。
落葉するのは、翌年の春です。
***
実もなるそうなので、
秋になったら撮影してみたいと思います。
写真はすべて、天王森泉公園の
くわくわ森で撮影しました。
参考資料:
*1 ウィキペディア