春が来た!春先の花々

3月も下旬に入り、
スプリングエフェメラルの花々が
次々と咲いています。

まるで春の女神が大地に
降り立ったかのように・・・

可憐な花々が暖かい日差しを
楽しんでいます(^^♪

 

天王森泉公園で今咲いている
春の花々をご紹介します。

 

 

スプリングエフェメラルの花々

スプリングエフェメラルというのは、
「春の儚いもの」という意味です。

春を待ちわびていた花々は、
春の訪れとともに
一斉に花を開きます。

その時期はつかの間。

うかうかしていると、
その時期はあっという間に
過ぎ去ってしまいます。

なので、「春の儚いもの」という
名前がついているのでしょう。

そんなスプリングエフェメラルの
花々は「春の妖精」と言われます。

 

ニリンソウ(二輪草)

キンポウゲ科イチリンソウ

暖かな日差しの中で春の風に
軽やかに吹かれる姿は、
とても可憐で気持ちよさそうです。

雄しべがかわいいです

二輪草といいますが、
二輪が同時には咲かず、
時間差で二輪目が咲くようです。

 

ミスミソウ(三角草)

野の花苑にて撮影

キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草

葉が三角形をしていることから
ミスミソウと名付けられたそうです。

雪割草という名前で知られています。

 

ヒトリシズカ(一人静)

センリョウ科チャラン属の多年草

花が出始めたところです。

葉っぱのマントをまとった
髪の毛ボッサボッサの人みたいです(笑)

そんな姿がとても愛らしいです。

 

いろいろな色のイカリソウ

紅花イカリソウ

トキワイカリソウ

黄花イカリソウ

メギ科イカリソウ属の落葉多年草

イカリソウの名前は、
漢字で「錨草」と書き、
花の形が和船の錨に似ていることに由来します。


シュンラン(春蘭)

ラン科シュンラン属。

日本各地に見られる野生ランの一つです。

 

ヒメウズ

キンポウゲ科多年草

畑や人家周辺から山間部まで広く見られる
いわゆる雑草のくくりに入る植物です。

オダマキ類の近縁で
とてもかわいいお花です。

お花は5~6mmととても小さいです。
探してみてください。

 

***

 

ここから紫色の花を3種類
ご紹介します。

ラショウモンカズラ

シソ科ラショウモンカズラ属の多年草

茎が直立して高さ15~30㎝になります。

 

キランソウ

シソ科キランソウ属の多年草

道端に生える雑草のくくりですが・・・

日本在来種とされる
小さくてかわいらしいお花です。

お花は5~10mmと小さいので、
探してみてください。

 

セリバヒエンソウ

キンポウゲ科デルフィニウム属の一年草

葉がセリの葉に似るので芹葉、
花が飛んでいるツバメに似ているので
飛燕草と名付けられたそうです。

中国原産で、明治時代に日本に
入ってきた帰化植物です。

 

クサイチゴ

バラ科キイチゴ属の落葉小低木。

5~6月に甘酸っぱい
キイチゴを実らせます。

 

***

 

ここから黄色いお花3種です。

キジムシロ

バラ科キジムシロ属の多年草

和名の由来は、花後の葉が放射状に展開し、
その株の姿がキジ
が休むムシロに
例えられたことによるそうです。

 

ヘビイチゴ

こちらもバラ科キジムシロ属の多年草

ヘビイチゴはキジムシロと違い
赤い実がなります。

 

クサノオウ

ケシ科クサノオウ属の一年草(越年草)。

雄しべが伸びてくるのですが・・・

一瞬、尺取り虫に見えてしまうのは
私だけでしょうか?(笑)

 

アミガサユリ(貝母)

ユリ科バイモ属の蔓性多年草

原産国は中国。

 

ミヤコワスレ

キク科シオン属の多年草

春に咲く数少ない野菊、
ミヤマヨメナの園芸品種なのだそうです。

茎が伸びずに、地際で咲き始めました。

 

木に咲く花々

コブシ

モクレンモクレン属の落葉高木。

 

アカシデ・イヌシデの花

アカシデの花

イヌシデの花

アカシデ・イヌシデのシデとは、
紙垂のこと。

紙垂は、注連縄や玉串、祓串、
御幣などにつけて垂らす、
特殊な断ち方をして折った紙
(ウィキペディアより)。

お花の形が紙垂(四手)に似ていることから
その名がつきました。


清流の植物たち

清流の中の植物や、
周辺の植物たちをご紹介します。

遠目に見ていただくことになるので、
見えないお花もあると思います。

 

ワサビの花

アブラナ科ワサビ属の日本原産植物。
ワサビの花も美味しいそうです。

アブラナ科だから、間違いなく
美味しいでしょうね!

 

コチャルメルソウとチャルメルソウ

コチャルメルソウの花

コチャルメルソウの葉

チャルメルソウの花

チャルメルソウの葉

ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草

日本固有種です。

チャルメルソウの由来は、
果実が熟して上向きに開いたようすが、
中国のラッパ
に似た楽器である
チャルメラに似ていることによるそうです。

 

コチャルメルソウとチャルメルソウ。

どう見分けるのか?よく分かりませんが・・・

葉っぱの形がコチャルメルソウの方が
少し丸い形に見えます。

植物に詳しいY・Tさんは、
「産地の違いじゃないかな?」と
おっしゃっていました。

チャルメルソウは四国のものだそうです。

 

見晴らしの丘や周辺の植物たち

アンズ(杏子)

見晴らしの丘にて撮影

バラ科サクラ属の落葉小高木。

英語でアプリコットと呼ばれます。

中国原産です。

梅の花に似ているので、
梅だと思っている方が多い木です。

なので、
実が青いうちに収穫されて
しまうことが多いそうですが・・・

アンズなので!
実が熟すまでお待ちください。

 

タネツケバナ

田んぼの畔(あぜ)で見られます

アブラナ科タネツケバナ属の越年草(一年草)。

平地の小川や水路ぎわ、水田、あぜ道、
湿地などの水辺に自生し、
湿った場所を好んで群生する雑草です。

 

レンゲ草(ゲンゲ)

田んぼの中で見られます

マメ科ゲンゲ属の越年草(二年草)。

私はレンゲと呼んでいましたが、
ゲンゲが正式な名前のようです。

中国原産の帰化植物

 

***

 

タネツケバナとレンゲ草を見ると、
わ~~~!春が来た!
と思います。

なんだか、ワクワク
嬉しくなってきます(^^♪

 

今年初めての
キタテハにも出会いました!

なんて地味な蝶なの?
と思いますよね!

横から見ると
とても地味なのですが(笑)

羽を広げると・・・

こんなに美しい蝶々なのです!

キタテハが見られるのは3~10月。

春の到来を喜んでいるように
舞っていました。

 

キタテハについては、
詳しくこちらに書いています。

whispering-of-trees.hatenablog.jp

 

これから本格化する春。
ますますたくさんの花々や蝶々が
見られると思います。

春を楽しみましょう(*^-^*)

 

 

参考資料:ウィキペディア