タマシギ

2024年2月11日俣野遊水地で撮影

 

タマシギの基本情報

  • 和名:タマシギ(玉鷸)
  • 目名・科名:チドリ目・タマシギ科
  • 学名:Rostratula benghalensis
  • 大きさ:約24cm
  • 時期:通年(留鳥または漂鳥)
  • 保全状況:絶滅危惧の低危険種

 

タマシギが見られる場所

  • 水田
  • 休耕田
  • 河川
    などの湿地で見られます。

生息地である水田で湿地が減っている
ことから、生息数も減少傾向なのだそうです。

 

タマシギの行動

非繁殖期は小群で生活し、
川の中州や湿地で日中休息します。

 

俣野遊水地で撮影した時も、
日中に遊水地で眠っていました。

 

活動するのは、主に
夕方から朝方までのことが多い
夜行性です。

 

タマシギの繁殖

鳥の中では少数派である一妻多夫

日本での繁殖期は4月~10月です。

メスは交尾後産卵すると、
また別のオスと交尾し、
抱卵とヒナを育てるのは
オスが行います

 

タマシギの食性

朝方採食することが多い。

動物食で食べるのは、甲殻類、貝類、
昆虫類の幼虫、ミミズ類などのほか、
植物質の物も採食します。

 

タマシギの見た目の特徴

鳥はオスの方がきれいな種類が
多いのですが、
タマシギは珍しくメスの方がきれいです。

 

オスは頭央線、アイリングと
その後方が淡黄色です。

メスは頭央線が淡黄色で、
アイリングとその後方は白です。
顔と頸、喉は紫色味のある濃い赤褐色。
背と雨覆は青褐色で金属光沢があります。

 

写真のタマシギは、
地味なオスです。

 

タマシギの鳴き声

繁殖期の夜間
メスはゆっくりしたテンポ
「コゥコゥコゥ・・・」と、
「コゥ」を10~50回繰り返して鳴きます

 

遠くからは「ホンホン・・・」とも
聞こえます。

 

鳴き初めに低い唸るような声で
「クウーゥ」と数回鳴くことが多い。

 

非繁殖期に鳴くことは
ほとんどありません

 

 

神奈川県では出会えることが
少ないというタマシギ。

出会えて嬉しかったです。

生息地である水田や湿地が
減少しているために絶滅危惧種に
なっている
とのことでした。

生息地である水田や湿地や河川を
守っていきたいと思いました。

 

 

参考文献