タマシギの基本情報
タマシギが見られる場所
- 水田
- 休耕田
- 河川
などの湿地で見られます。
生息地である水田で湿地が減っている
ことから、生息数も減少傾向なのだそうです。
タマシギの行動
非繁殖期は小群で生活し、
川の中州や湿地で日中休息します。
俣野遊水地で撮影した時も、
日中に遊水地で眠っていました。
活動するのは、主に
夕方から朝方までのことが多い
夜行性です。
タマシギの繁殖
鳥の中では少数派である一妻多夫。
日本での繁殖期は4月~10月です。
メスは交尾後産卵すると、
また別のオスと交尾し、
抱卵とヒナを育てるのは
オスが行います。
タマシギの食性
朝方採食することが多い。
動物食で食べるのは、甲殻類、貝類、
昆虫類の幼虫、ミミズ類などのほか、
植物質の物も採食します。
タマシギの見た目の特徴
鳥はオスの方がきれいな種類が
多いのですが、
タマシギは珍しくメスの方がきれいです。
オスは頭央線、アイリングと
その後方が淡黄色です。
メスは頭央線が淡黄色で、
アイリングとその後方は白です。
顔と頸、喉は紫色味のある濃い赤褐色。
背と雨覆は青褐色で金属光沢があります。
写真のタマシギは、
地味なオスです。
タマシギの鳴き声
繁殖期の夜間、
メスはゆっくりしたテンポで
「コゥコゥコゥ・・・」と、
「コゥ」を10~50回繰り返して鳴きます。
遠くからは「ホンホン・・・」とも
聞こえます。
鳴き初めに低い唸るような声で
「クウーゥ」と数回鳴くことが多い。
非繁殖期に鳴くことは
ほとんどありません。
神奈川県では出会えることが
少ないというタマシギ。
出会えて嬉しかったです。
生息地である水田や湿地が
減少しているために絶滅危惧種に
なっているとのことでした。
生息地である水田や湿地や河川を
守っていきたいと思いました。
参考文献