小さくてきれいな抹茶色。
目の周りの白いアイリングがオシャレ。
春。
桜が咲く季節になると、
桜の花から花へと蜜を吸い歩いている
メジロが見られます。
桜とメジロは絵になる最高の組み合わせ
桜にメジロがいると、
ザ!日本の春!という感じがします。
ピンクに抹茶色。
きれいですね~。
そして、メジロが
「キュルキュルキュル」と
軽やかにささやくような声で
鳴きながら、
花から花へと蜜を吸い
歩いているのを見ると、
なんだか嬉しそうで(^^♪
こちらまで嬉しい軽やかな
気持ちになってきます。
メジロの基本情報
メジロが見られる場所
- 平野部から山地の森林
- 市街地の公園の緑地
- 秋~春にかけては住宅地の庭先にも飛来する
どこでも普通に見られる鳥です。
メジロの行動
冬には数羽から数十羽の群れで生活し、
葉の間をチー、チョー、などと
鳴き交わしながら忙しげに動き回ります。
メジロの繁殖
繁殖期は、3月~7月にかけて。
巣は低木などの枝先に枯れ草を
クモの巣で接着して椀形のものをつくります。
メジロの食性
雑食性で、
- 昆虫類
- クモ類
- 花の蜜
- 果実
などを食べます。
花の蜜が大好きで、
春先には桜やツバキ、梅などの
花の蜜を吸うために、
これらの木に群れます。
昆虫の少ない冬季は、
花蜜への依存度が高くなる。数ある花の中で、大好物はサザンカ。
(身近な鳥のすごい食生活より)
メジロの蜜を吸うのに特化したくちばしと舌
「身近な鳥のすごい食生活」という
本によると、
メジロのくちばしは細長いため花の奥に差し込みやすい。
くちばしが太くて短いスズメとは大違いだ。
それだけではない。
下の先端が極細のブラシ状になっており、一瞬にして蜜を吸い取ることができる。
さらに驚くのは、舌が管状であり蜜を吸いこみやすくできている。
とくちばしと舌の写真付きで
載っています。
春浅い2~3月頃、コナラの幹で樹液を吸うメジロを見かけることがある。
樹皮に開いた小さな穴にくちばしを差し込んで樹液を吸う。
しばらくすると別のコナラへと移動し、林内に何カ所かある樹液の出るコナラを巡り、再び樹液が溜まるころにもとのコナラに戻り樹液を吸う。
樹木は、厳しい寒さによる樹液の氷結防止のために樹液の糖度を高くする。
という記述もありました。
樹液のレストラン巡りですね!
メジロのコナラのレストラン巡りに
出会ってみたいです!
メジロの見た目の特徴
なんと言っても、抹茶色から
黄色のグラデーションがきれいな羽
と、目の周りの白いアイリングが
特徴なのではないでしょうか。
目のまわりの白いフチドリ(これも短い羽毛です)。
(サントリー愛鳥活動より)
よく、メジロのことを
ウグイスだと思っていた。
という話を聞きます。
子どもの頃使っていた絵の具も、
ウグイス色というと、
メジロのこの色でしたもんね。
実はウグイスは、
もっと茶色で地味なのですが・・・
なんといっても、声が派手なので、
もっときれいな色の鳥を
想像してしまうのかもしれませんね。
メジロの鳴き声
鳥の鳴き声には、
- さえずり
- 地鳴き
- 鳴き声
というのがあるそうです。
さえずりは、
歌(ソング)とも呼ばれ、遠くまで届く声。
おもに、オスが繁殖期に鳴いて、なわばりを守ったりメスを引きつけたりします。
地鳴きは、
日常的な鳴き声(コール)。
オスもメスも、成鳥もヒナも出す声。
食物ねだり、飛び立ち、恐怖、なだめ、威嚇、求愛、警戒、仲間を呼ぶなど、声の大小などもさまざまです。
鳴き声は、
一般的にさえずりとも地鳴きとも呼ばないものなどを「鳴き声」として示します。
メジロのさえずりは
「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」
と聞こえる節回しでさえずります。
初めてそれを聞いた時には、
笑ってしまいました(笑)
でも、本当にそう聞こえるから
お~~~!本当だ!と
感激してしまいました(笑)
地鳴きは、「チー、チー」
「キュルキュルキュル」
と鳴きます。
参考文献: