海の豊かさを守ろう!マイクロプラスチックを発生させないために、今できること!

南の海のサンゴと魚たち

2022年4月に近くの川の
水辺愛護会活動に参加するように
なりました。

入会の動機は、
プラスチックゴミが原因で
海の生き物たちに起こっている
被害を知ったことです。

 

私はスキューバダイビングが趣味で、
コロナ前までは毎年のように
海に潜りに行っていました。

そんな時に、
ウミガメが海に浮いている
ビニール袋をクラゲと間違えて
食べてしまい、
うまく消化できなくなって
死んでしまう
という話を聞きました。

その話は私にとって衝撃でした!

人間がつくった物が原因で
海の生物たちを苦しめているなんて!
とても申し訳ない気持ちになりました。

 

このページでは、
プラスチックゴミの被害を
拡大しないために、
今、私達にできることについて
書いてみました。

 

プラスチックゴミの被害

2015年フィリピンの海で出会ったウミガメ

キューバダイビングから帰ってから、
私はプラスチックゴミについて
調べてみました。

プラスチックゴミの影響は、
ウミガメだけに限らず、
あらゆる海の生物たちに
起こっていることです。

 

プラスチックゴミは、
紫外線が当たると劣化して
どんどん砕けていきます。

5ミリ以下の小さなプラスチックに
分解されたものを
マイクロプラスチックといいます。

 

5ミリ以下であれば、
多くの魚が口にできてしまうサイズです。

プラスチックゴミを魚が食べると、
胃腸を傷つける恐れもありますし、
消化吸収できないので
栄養失調になって死んでしまうそうです。

 

プラスチックには有害な物質が
含まれているという懸念もあります。

プラスチック製品が誕生して
それほどの年月が経っていないこともあり、
プラスチック製品がもたらす影響について
未知の部分もあります。

きっとこれからどんどん
その影響が分かって、
問題になっていくのだろうと予想されます。

 

小さなプランクトンから
大型の魚まで、
プラスチックゴミに汚染されたら・・・

それは巡り巡って私たち人間にも
害になることは明らかです。

 

それなのに、
なかなかプラスチックゴミを
減らせていないのが現状だと思います。

昨日テレビで言っていましたが、
このままいけば2050年には、
海洋プラスチックゴミが

魚の量を上回るそうです。

そんな光景見たくもありません💦

 

今プラスチックゴミを
出し続けている私達は、
それほどマイクロプラスチックの
影響を受けていません。

その影響を受けるのは、
子ども達世代、さらに未来の
子どもたちの世代なのです。

私たちの世代で
起こしてしまった問題は、
できる限り私たちの世代で解決して、
未来の子どもたちが
困らないようにしたいものです。

何か私にもできることはないかな?
と思いました。

 

マイクロプラスチックを発生させないために、今私たちにできること!

プラスチックゴミについて調べていると、
必ずと言っていいほど、

“SDGs”という言葉が出てきました。

SDGs(エスディージーズ)というのは、
「持続可能な目標
~国連が定める17の目標」
のことです。

その中に、
14、海の豊かさを守ろう
「持続可能な開発のために
海洋・海洋資源保全し、
持続可能な形で利用する」

という項目があります。

マイクロプラスチックが
発生し続けると、
海にも海に住む生き物たちにも害が及び、
海がダメになってしまい
持続していかなくなってしまいますよ!
ということです。

ダメにしないために、
今できることをやっていきましょう!

 

プラスチックゴミを拾う

マイクロプラスチックになるのは、
人に使われたプラスチック製品が
捨てられて、
風に飛ばされたり
雨に流されたりして川に入り、
それが流れて海に流出したものが
ほとんどです。

その過程で、プラスチックは
紫外線によりもろくなり
ボロボロになって
小さくなっていきます。

海に出るころには
小さなプラスチックになっている
可能性もあります。

だったら、川でゴミを
拾ったらいいよね!
と思い、私は水辺愛護会に
入りました。

 

川の中のゴミを拾う気満々で、
長靴も買って参加した私ですが・・・

・三面コンクリート張りの
川底には藻が生えて滑りやすい
・砂がたまったところは
長靴が埋もれて足を取られやすい
という理由で、
川の中のゴミ拾い担当は
男性に決まっているとのことでした。

実際、夫が川の中のゴミ拾いを
担当しているのですが、
「滑りやすいし、水を含んだゴミが重い」
と言っていました。

なので、私は
川辺でゴミ拾いをしています。

川の中でも川辺でも
けっこうな量のプラスチックゴミが
拾えます。

 

  • 落ちているプラスチックゴミを拾う
  • プラスチックゴミを道などに落とさないようにする
    というのは、
    直接プラスチックゴミを減らすことに
    貢献できると思います。

(「プラスチックゴミを拾って」と
言いましたが、
それ以外のゴミも拾ってください!)

 

日常でプラスチックゴミを出さない工夫をする

プラスチック製品があるのが
当たり前に育った世代では、
プラスチックに代わるものは
なかなか思い当たらないのが
現状だと思います。

 

それでも、プラスチック製品を
使わずにすむ工夫は
あるのではないかと思います。

 

たとえば、

  • お弁当箱をプラスチック製以外のものにする
  • ペットボトル飲料を買わずに、水筒にする
  • レンジで温める時に、ラップではないフタを使う
  • マイバックを持参する
  • 使い捨ての箸、スプーンやフォークは断る
  • シャンプーや洗剤などは、詰め替え用を買う
  • プラスチック製のスポンジではなく、ヘチマや天然のものを使う
  • リサイクルできるプラスチックゴミはリサイクルする
    など。

このような小さな取り組みが
大きな成果を生み出すことに
なるのではないかと思います。

 

何か買う時は、
プラスチック以外の素材で
できた製品はないのか?
探してみるといいのではないかと思います。

 

合成繊維以外の洋服を選ぶ

意外にプラスチック製品だと
思われていないものに洋服が
あります。

合成繊維といわれるものは、
石油や石炭などの化石燃料
原料としており、
マイクロファイバーといわれる
プラスチック製の繊維ゴミになります。

マイクロファイバーは最初から
マイクロプラスチックになると
思います。

ポリエステル・ナイロン・アクリル
が、代表的な合成繊維になります。

合成繊維についてはこちらのサイトを参考にしました。)

 

例えばポリエステルのある種のフリース1枚は、1回の洗濯で何百万本もの繊維が抜けたという実験結果があり、6kgのアクリル布地からは70万以上の繊維が放出されると推定されています。洗濯によって抜け落ちたマクロファイバーは、河川に流れ込み、海へと至ります。つまり、マイクロファイバーは、海洋プラスチック問題へとつながっています。
グリーンピースのサイトより

 

私は日頃なるべく、綿や麻などの
天然素材でできた洋服を
買うようにしています。

綿製品も水をたくさん使うなどの
問題がありますが、
その分、愛用して
すり切れるくらいたくさん着ています。

そして、感謝の気持ちをもって
処分するようにしています。

 

プラスチック製品を使う時は・・・

  • どうしてもプラスチック製のものしか手に入らない。
  • 合成繊維だけど、どうしてもこれが気に入っている。
    ということもありますよね。

プラスチック製品を使う時に
心がけたいことは、
“使い切ること”

もう使えなくなるまで愛用して使い切って、
感謝の気持ちをもってゴミに捨てる。
ということをしていきたいと思います。

 

その製品を買うということは、
その製品と製造した企業を
応援しているということになる
という言葉を聞いてドキリとしました。

その通りだと思います。
応援したい製品や企業の物を
買う意識を持ちたいですね!

 

今や、環境のことを
考えていない企業は生き残れない
と言われています。

ゴミを出さずにすむ工夫を
どんどん進めていただきたいです!

私達消費者も賢くなって、
海や川をはじめとする
地球をきれいにできる製品を
選らんでいきたいですね!

 

最後に

2015年フィリピンの海で出会ったジンベイザメ

私が水辺愛護会に入会したきっかけを
さらりとお話しするつもりが、
どんどん熱を帯びてしまいました。

お伝えしたかったのは、
マイクロプラスチックを発生させない
仕組みをつくりたい!
ということです。

そのために、今すぐに
私達にできるがたくさんあります!

少し意識すればできることから
始めていけたらいいと思います。

子どもたちにきれいな川や海を
残していくために!

待ったなし!だと思います。

こんな小さなこと!と
思うようなことからでも、
ご協力をお願いいたします。

 

 

プラスチックゴミについてはこちらのサイトも参考になります。)