ツマキチョウと人生初の出会い!

2024年4月4日 天王森泉公園
野の花苑にて撮影

ツマキチョウに
出会ったことがありますか?

私は先日、人生で初めて
出会いました。

もしかしたら、
今までも出会っていたの
かもしれませんが・・・

ツマキチョウのことを知りませんでした。

ツマキチョウのことを知らないと、
飛んでいる姿はモンシロチョウかと
思ってしまうかもしれません。

 

 

ツマキチョウとの出会い

沖縄でツマベニチョウに出会って
「なに!このきれいな蝶は!」と
思っていました。

天王森泉公園の自然に詳しい
YTさんと話していた時、
ツマベニチョウに似ている
ツマキチョウという蝶がいることを
知りました。

ツマキチョウに出会ってみたい!
そう思いながら春を待っていました。

 

ツマキチョウは、なかなか
とまってくれません。

ずっとひらひらひらひら・・・
羽ばたいています。

なので、飛んでいる姿をよく見ないと
ツマキチョウなのか分かりません。

オスは翅(はね)の先が黄色いので
分かりやすいのですが・・・

メスは全体的に白いので、
・モンシロチョウ
モンキチョウ
スジグロシロチョウ
などの蝶と見間違えてしまいます。

 

先日の天王森泉公園
生き物観察会の時に飛んでいる
ツマキチョウを見かけて、
シャッターを切ったのですが
ピンボケでした(^_^;)

その写真がこちら。

2024年4月2日 天王森泉公園
野の花苑にて撮影したピンボケのツマキチョウ

ピンボケでも、翅の黄色が
はっきりと写っていて
これでも嬉しかったです(*^-^*)

嬉しさと同時に、
もっとじっくりと見たいし
きれいな姿を写真に撮りたい!
という思いも強くなりました。

 

ツマキチョウのオスの写真が撮れた!

後日、ツマキチョウがとまるまで、
じっくりと待ってみることにしました。

ひらひらひらひら・・・と舞う
ツマキチョウを目で追いながら、
ひたすらひたすら待ちました。

最初はなかなか
とまってくれませんでしたが・・・

私も次第に風景の一部にとけ込んで
しまったかのように、
周りが鎮まった感じになりました。

すると、ツマキチョウが
菜の花にとまって蜜を吸い始めました。

心の中では「キャ~キャ~!
わ~!わ~!」と大騒ぎの私。

「落ち着いて!冷静に!」と
自分に言いきかせながら、
ツマキチョウに近づきました。

遠くから1枚。

一歩近づいて1枚。

もう一歩近づいて1枚。

逃げる様子は見られず、
夢中で菜の花で吸蜜しています。

素敵な姿を
写真に収めることができました(^^♪

私の周りをひらひらと
飛んでくれたりして、
サービス満点のツマキチョウくんでした!
ありがとう(*^-^*)

 

ツマキチョウのメスにも会いたい!

ツマキチョウの写真を
早速Aさんに見せたところ、
メスは翅が黄色くないことを
知りました。

え!メスは黄色くなくて白いの?

メスに会ってみたい!という願いが
むくむくと湧き上がってきました。

 

その願いは二日後に叶いました☆

蝶々たちを観察していたら、
モンシロチョウとも
モンキチョウとも
スジグロシロチョウとも違う、
白い蝶が飛んでいるのに気づきました!

二日前と同じように、
蝶を目で追いながら静かに待ちました。

すると、その瞬間はすぐに訪れました。

ツマキチョウのメスが、
オオアラセイトウにとまったのです。

また私の心の中は大騒ぎ(^^♪

「落ち着いて!冷静に!」と
自分に言い聞かせながら、
ゆっくりと近づいていきました。

2024年4月6日 天王森泉公園
野の花苑にて撮影

ね!この角度から見ると
翅の形は違いますが、
モンシロチョウに見えませんか?

もう一歩近づいて1枚。

私達を気にする様子もなく、
夢中で蜜を吸い始めました。

さらに近づいて、1枚。

このメスのツマキチョウさんは
太い肝っ玉の持ち主のようでした。

私達に取り囲まれても全く気にせず、
花の中に顔を突っ込み
ストローを花深く差し込んで
ゴクゴクと蜜を飲んでいました。

写真を撮っていた方々は、
とても素敵なツマキチョウのメスの
写真が撮れたのではないでしょうか?

ツマキチョウさん
ありがとう(*^-^*)

 

混飛するツマキチョウ

ツマキチョウが他の蝶たちと
一緒に飛ぶ姿(混飛)も
よく見られています。

ピンボケで申し訳ありません。

私がよく見かけるのは、
スジグロシロチョウと混飛する姿です。

写真の前の2匹は、
スジグロシロチョウです。

 

ツマキチョウの基本情報

(日本のチヨウ成虫・幼虫図鑑より)

食草とされるハタザオ系の植物たちは、
今数を減らしているようです。

私は見たことがありません。

数が少ないとなると、
この図鑑に書かれている食草で
たくさんあるのはタネツケバナです。

タネツケバナは、田んぼなどに
生える植物です。

食草がある周辺に
卵を産み付けると思うので、
田んぼがある周辺で見られやすい蝶
なのかもしれません。

 

蝶道とは?

蝶道ってどんなものなのでしょうか?
初めて聞きました。

調べてみると、
蝶がいつもほとんど同じ道を飛んでいるルート
のことなのだそうです。

ぷてろんワールドさんのブログによると、

飛ぶルートは食樹や食草の位置、飛ぶルートにある葉っぱの明るさなどが影響しているといわれています。
よって、時間帯によって蝶道は変化していきます。
毎日同じ時間に同じ場所を飛ぶことが観察されます。

この行動は、オスがメスを探す効率的な方法といわれています。
種類によって独特のルートを飛ぶ癖があり、例えば、アゲハチョウは明るい場所を好んで飛びますし、クロアゲハは暗い場所を飛びます。
この様に種類によって飛ぶ癖があると、オスは同じような蝶道を飛ぶメスを見つけられる可能性が高くなるといわれています。

なるほど!
天王森泉公園の野の花苑は
ツマキチョウの蝶道になっているのですね!

そうだとすると、
ツマキチョウに出会える絶好の時間は、
お昼前が確実かもしれません。

オスのツマキチョウも
メスのツマキチョウも、
お昼前に撮影しましたから!

蝶道になっているなんて、
なんだか嬉しいです(*^-^*)

 

年1回しか発生しないので、
3月から6月までしか見られません。

ぜひこの機会に
天王森泉公園に見にいらしてください。

 

すべてに感謝☆

 

参考文献: