今年初めてのムラサキシジミ

今年初めての、
ムラサキシジミに出会いました。

私はあまり昆虫に
興味がなかったので、
ムラサキシジミをじっくり
観察したことがありませんでした。

そういう意味では、
本当の意味で、はじめまして!
という感覚です(笑)

 

地味?派手?どっちも!

よく見かけるアゲハ蝶や
モンシロチョウ、モンキチョウ
羽の両面共に同じような模様なので、
羽を閉じていても広げていても
同じイメージです。

ところが!

羽の両面でぜんぜん違う蝶が
たくさんいるのです!
(最近知りました(笑))

ムラサキシジミ
そんな蝶の一つです。

 

羽を閉じたところは・・・

2024年3月27日野の花苑にて撮影

じ・・・地味(^_^;)

腐葉土の中の葉っぱかと
思ってしまうような感じです(笑)

枯葉に擬態しているのでしょう。

素晴らしい枯葉感です!

 

地味ですが・・・光が当たると
ちょっと見え方が変わります。

光の当たり方ひとつで
ここまで表情が変わるなんて
驚きです!

 

ムラサキシジミ
成虫で冬越しします。

このムラサキシジミさんは、
羽が傷ついています。

去年生まれて、
たくましく生きて・・・
冬越しから目覚めたところ
なのかもしれません。

美味しいのか?
長い間、
アセビの蜜を吸っていました。

 

ムラサキシジミさんが
羽を広げると・・・

今回半開きの写真しか
撮れませんでした(^_^;)

 

美しい輝くような紫色が
出現するのです!

お~~~!
まさにムラサキシジミですね。

 

ちなみに、蝶に詳しい
Y・Gさんによると、
似ている蝶にムラサキツバメという
蝶々がいるそうです。

見分け方は、
ムラサキツバメ
後ろの羽の先端にツバメのような
尾状突起があるのだそうです。

 

春の到来を感じさせる
ムラサキシジミさんでした。

 

ムラサキシジミ基本情報

シジミチョウ科

・分布:宮城県以南の本州から四国、九州、南西諸島。

見られる時期:5月~11月

・大きさ(前翅長):1.4~2.3㎝

・越冬形態:成虫

 

寒冷地では年1~2回、暖地では年3~4回、南西諸島では年5~6回発生する。

第1回目の発生は5~6月、その後繰り返し発生し11月頃まで見られる。

 

食樹はブナ科のコナラ、アラカシ汁、シラカシ、ウバメガシなど。

成虫はネズミモチなどの花で吸蜜。

湿地で給水。樹液で吸汁する。

 

葉上で数頭が集団で越冬。

産卵は若葉や葉縁などに1個ずつ産付。

幼虫には小アリが群がる。

 

見られる時期が、
5月頃からなので、
少し早めに目覚めた
ムラサキシジミさんだったようです。

食樹となるコナラやアラカシ・
シラカシなどは、天王森泉公園
たくさんあります。

これからどこかの木に
卵が産み付けられて
幼虫が育つのかもしれません。

これから生まれてくる
ムラサキシジミさんに出会える日を
楽しみにしています(^^♪

 

写真はすべて、
2024年3月27日に天王森泉公園の
野の花苑で撮影しました。

 

参考文献: