今年初めての、
ムラサキシジミに出会いました。
私はあまり昆虫に
興味がなかったので、
ムラサキシジミをじっくり
観察したことがありませんでした。
そういう意味では、
本当の意味で、はじめまして!
という感覚です(笑)
地味?派手?どっちも!
よく見かけるアゲハ蝶や
モンシロチョウ、モンキチョウは
羽の両面共に同じような模様なので、
羽を閉じていても広げていても
同じイメージです。
ところが!
羽の両面でぜんぜん違う蝶が
たくさんいるのです!
(最近知りました(笑))
ムラサキシジミも
そんな蝶の一つです。
羽を閉じたところは・・・
じ・・・地味(^_^;)
腐葉土の中の葉っぱかと
思ってしまうような感じです(笑)
枯葉に擬態しているのでしょう。
素晴らしい枯葉感です!
地味ですが・・・光が当たると
ちょっと見え方が変わります。
光の当たり方ひとつで
ここまで表情が変わるなんて
驚きです!
ムラサキシジミは
成虫で冬越しします。
このムラサキシジミさんは、
羽が傷ついています。
去年生まれて、
たくましく生きて・・・
冬越しから目覚めたところ
なのかもしれません。
美味しいのか?
長い間、
アセビの蜜を吸っていました。
ムラサキシジミさんが
羽を広げると・・・
今回半開きの写真しか
撮れませんでした(^_^;)
美しい輝くような紫色が
出現するのです!
お~~~!
まさにムラサキシジミですね。
ちなみに、蝶に詳しい
Y・Gさんによると、
似ている蝶にムラサキツバメという
蝶々がいるそうです。
見分け方は、
ムラサキツバメは
後ろの羽の先端にツバメのような
尾状突起があるのだそうです。
春の到来を感じさせる
ムラサキシジミさんでした。
ムラサキシジミ基本情報
・シジミチョウ科
・分布:宮城県以南の本州から四国、九州、南西諸島。
・見られる時期:5月~11月
・大きさ(前翅長):1.4~2.3㎝
・越冬形態:成虫
寒冷地では年1~2回、暖地では年3~4回、南西諸島では年5~6回発生する。
第1回目の発生は5~6月、その後繰り返し発生し11月頃まで見られる。
食樹はブナ科のコナラ、アラカシ汁、シラカシ、ウバメガシなど。
成虫はネズミモチなどの花で吸蜜。
湿地で給水。樹液で吸汁する。
葉上で数頭が集団で越冬。
産卵は若葉や葉縁などに1個ずつ産付。
幼虫には小アリが群がる。
見られる時期が、
5月頃からなので、
少し早めに目覚めた
ムラサキシジミさんだったようです。
食樹となるコナラやアラカシ・
シラカシなどは、天王森泉公園に
たくさんあります。
これからどこかの木に
卵が産み付けられて
幼虫が育つのかもしれません。
これから生まれてくる
ムラサキシジミさんに出会える日を
楽しみにしています(^^♪
写真はすべて、
2024年3月27日に天王森泉公園の
野の花苑で撮影しました。
参考文献: