農業応援隊で楽しんでいます♪

水辺愛護会に入会して1年半が経ち、
草刈りや落ち葉清掃が
上手にできるようになってきた頃、
「農業応援隊というボランティア活動も
やってみない?」とお声をかけて
いただきました。

 

もともと農業に興味があり、
学生時代は農家さんのアルバイトに
行っていた私。

興味はあるけれど、
体調には自信が持てませんでした。

でも、せっかく誘っていただいたので
入会してみることにしました。

 

 

農家さんの応援団「農業応援隊」

農業応援隊というのは、

農に親しみながら、高齢化や担い手不足に悩む泉区等の農家の農作業支援を行うことを目的として、泉区民を中心に結成されたボランティア団体です。

農家の方々と触れ合いながら、20代~80代までの応援隊員が元気に活動をしています。

(泉区ホームページより)

 

泉区役所の泉区総務部区政推進課企画調整係
(3階307窓口)に行って、登録すると
農業応援隊のメンバーになれます。

詳しくは、泉区のホームページ
ご覧ください。

 

農家さんから応援の依頼があると、
メンバーに連絡が入ります。

日にちや依頼内容などを見て、
参加できるようであれば、
参加申し込みをします。

参加申し込みは、
参加にチェックを入れるだけ
という簡単なものです。

 

私が農業応援隊に入会した理由

私が体調にはいまいち自信がないけど・・・
それでも、農業応援隊に入って
農家さんを応援したい!と
思ったのには理由があります。

 

私の実家の近くには、
畑がたくさんあり、
小学校の周りは畑だらけでした。

牧草を育てている畑もありました。

なので、小学生の頃は
よく畑で遊んでいました。

私は、畑や牧草地で
雑草を摘んだり花輪を作ったりするのが
好きでした。

 

でも、今現在は牧草地はなくなり、
休耕地が増えている印象があります

このまま畑がなくなってしまったら・・・

この広々とした土地にも
所狭しと家が立ち並んでしまったら・・・

そんなことを考えると、
息苦しさを感じてしまいました。

やはり、このまま畑であってほしい!

広々とした大地、
広々とした空、
遠くまで見通せる景色が
このままであってほしいと思いました。

そのために、私にできることがあれば
お手伝いしたい!と思ったのです。

 

農業応援隊の活動を体験してみて

農業応援隊の依頼は多岐にわたります。

  • 農地の草取り、収穫後の片づけ
  • 野菜類の種まき、苗の定植ていしょく・間引き、収穫 等
  • ナス・トマト等の定植ていしょくと支柱立て、剪定せんてい 等
  • 果樹類の剪定せんてい、つぼみや果実の摘み取り、収穫 等
    (泉区ホームページより)

1つの作物の成長を継続して
見ていくということはできませんが、
ピンポイントでいろいろな体験ができます。

ある時は、玉ねぎの定植。
ある時は、トマトの収穫後片づけ。
ある時は、ナスの解体。
ある時は、ミカンの収穫。
ある時は、草取り。
ある時は、小松菜の袋詰め。
ある時は、ホウレン草やサツマイモの収穫

(以上はすべて私が体験した作業です)

本当にいろいろな体験ができます。

 

体力的にきつい作業もあれば、
今日はラクな作業だったな~と
感じる日もあります。

 

農業応援隊の主力メンバーは、
70~80代の方々だと思います。

みなさん、入会して5年10年と
長年にわたって活動されている方々で、
まるで農家さんのように活躍されています。

そんな方々は、年齢よりも若々しくて
朗らかで、頼もしい存在です。

作業する時は、農家さんが
やり方を指導してくださいますが、
農業応援隊のベテランさんたちが
丁寧にやり方を教えてくださいます。

効率のいいやり方を教えていただき、
お~そうやればいいのか!と
目からウロコが落ちたり、
感心したりの連続です。


そんなみなさんには、
元気で長~く一緒に活動して
いただきたいと願っています。

私もそのくらいの年齢になった時に、
そんなふうでありたいと思って励みに
なっています。

 

 

泉区の農業応援隊ということで、
泉区のいろいろな地域に行くことになります。

今まで行ったことのない地域に
行くこともあり、
自分の住む地域を改めて知る機会にも
なっています。

 

土や作物に触れるのっていいもの!

土に触れるというのはいいものです。

土というと汚いとか、
汚れるというイメージを持つ方も
いらっしゃるかもしれませんが・・・

土に触れると大地を感じられて
どっしりと安心感が増したり、
ゆったりとした気持になれます

夏でもアスファルトの上よりも
涼しくて気持ちいいです。

土は、ゆっくりゆっくりと
作物を育んでくれます。

なんでもスピード重視の現代。

そんなふうに、ゆっくりゆったり
育っていくのを楽しむという
意識は大切なのではないかと思います。

今は、スマホが普及したこともあり、
すぐに結果を求めすぎる傾向が
あると思います。

こうやって、ゆっくりと時間をかけて
育つものってたくさんあると思います。

 

作物に触れるのもいいものです。

作物はゆっくりと時間をかけて、
土や太陽の恵みを受けて育ったモノ。

農家さんがお世話してきた
手間や愛情も入っています。

そこには、
たくさんの恵みが詰まっています

時間をかけて、
いろいろな恵みを受けながら
育ったモノからは、
恵みのパワーをいただけます

土や作物に触れていると、
自分もパワーアップするような
気がします。

元気になる気がします。

土や作物は、
そういう大切なことを
思い出させてくれるのではないか
と思います。

 

キジが遊びに来てくれた話

ある時、ホウレン草を収穫している時、
農業応援隊の仲間とキジの話をしていました。

その地域では、よくキジを見かけるのです。

キジの話をしていたら、
つがいのキジが現れました!

つがいで遊びに来てくれるなんて!

写真は撮れませんでしたが、
感激する出来事でした。

 

キジがいる!というのも
農業応援隊に入った理由の一つです。

キジを守るために、
農地や草原のような環境を
残していきたいと思っています。

 

***

 

農家さんは経済的なことも
考えなくてはならないので、
そんなのんきなことは
言ってられないのかもしれませんが・・・

農業応援隊は
土や作物との触れ合いを
気楽に楽しめます。

そして、農家さんや
メンバー達とお喋りしながら
楽しく作業ができます。

いろいろな年代の方々が
集まっているので、
年代を越えてお話できるのも
貴重な機会になっています。

 

農業応援隊に入って
9ケ月が経ちますが、
だいぶ体力がつきました。

農業のことについては、
まだまだ知らないことだらけです。

これからもいろいろなことを
知って体験できるのが楽しみです。

 


農業応援隊については、
こちらの記事も参考になります。

泉区 いずみくらし農家のSOSに駆け付ける、「泉区農業応援隊」