森の草刈りのやり方を変えた結果、秋の花がきれいに咲いてくれました(^^♪

神奈川県横浜市にある
天王森泉公園でボランティアをしています
青い鳥です(*^-^*)

 

今年の夏は猛暑のせいか
草たちの成長が半端なくすごかったです。

 

6月の初めに森の一角の
草刈りをしました。

 

そのエリアは、春と秋に
花がたくさん咲いてくれるエリアです。


クヌギやコナラの幼木も育っているので、
太陽の光が幼木たちに当たるように
草を刈りました。

 

クヌギやコナラの幼木たち

 

なのに・・・

 

あっという間にアズマネザサが育ち、
一か月後には元通りになってしまいました💦

 

そのときは、
一人で草刈りをしていました。

 

頑張ったのに・・・
ショックでした(;^_^A

 

師匠のYTさんは、
「今年は異常だね。
いつもの年はこんなに笹が生えなかった」
と言っていました。

 

ナラ枯れの影響で
森の天井を成していた
クヌギやコナラの木々がなくなった森。

 

太陽がカンカンと照り付ける場所は、
アズマネザサが森の天井の
代わりをしようと例年以上に
頑張って育ってしまうのだと思いました。

 

 

7月15日に草刈りをした場所も、
太陽がカンカンと照り付けるところでした。

 

 

上を見上げると、森の中に
ぽっかりと空間ができています。

 

***

 

森の草刈りは主に

  • アズマネザサ
  • つる植物
  • トゲのある木(モミジイチゴやノイバラなど)

を刈ります。

 

通常のやり方は、

・アズマネザサを15cmくらいで刈る

・つる植物はなるべく根元から刈る

・トゲのある木は根元から切る

     ↓

刈った植物は森の中の
木や草を集めるところに片づける

 

でも6月の初め、このやり方でやって
1か月で元通りになってしまいました。

 

アズマネザサを刈るときにYTさんに、
「笹を刈っても日がカンカン当たるから
すぐにまた笹が生えてしまうのではないか?」
と6月の体験を話しました。

 

すると、YTさんが
「それじゃあ、地面に日が当たらないように
刈った笹はそのまま置いておきましょう

笹が枯れてきたときに、
汚くて気になるようだったら
片づけましょう。」
と提案してくださいました。

 

それは試してみる価値大ありです!

 

刈ったアズマネザサは、
そのまま日なたに放置しながら
刈り進めました。

 

ビフォー

アフター

 

ビフォー

アフター

ずいぶんとすっきりしました。

 

ビフォーアフターを同じ条件で
撮ろうとしていますが、

ビフォーは繁茂する草に
目が行ってしまうせいか?
近くを撮ってしまします。

 

アフターはすっきりと
見通せるようになるので、
自然と遠くまでフレームに
入れてしまうようです。

 

おもしろいものです!

 

 

このエリアには、シラヤマギクが
自生しています。

 

シラヤマギクは、そのままにしておくと
ものすごく丈が伸びて、
せっかくきれいな花を咲かせるときには
倒れていて見えない(;^_^A
ということがよくあります。

 

なので、シラヤマギクは
咲いた時をイメージしながら
丈を切り詰めました。

 

 

笹に埋もれていたコブシの幼木も
見えるようになりました。

 

写真の竹の目印が立っているところには、
クヌギやコナラの幼木や
何かしらの花が咲くところです。

 

この日は3人で手刈りしました!

 

***

 

その結果はどうだったか?というと・・・

 

10月14日の時点で、

 

アズマネザサが繁茂することなく
保てており、花が目立ちます。

 

アズマネザサは枯れて汚く
目立つことがなかったので、
片づけなくてすんでいます。

 

 

刈ったアズマネザサを置いておいたその上に
コボタンヅルが覆っていました。

 

一面、緑色できれいです。

 

通常なら刈られてしまう対象のコボタンヅル。

 

そんなコボタンヅルも
地面に夏の強い日差しが当たるのを
さえぎるお手伝いをしてくれました。

 

森の草刈りは、これは必ず刈るものと
決まっているものではなく、
その時の状況で刈るものを
判断する必要があるということが
わかりました。

 

 

今秋、このエリアで咲いた花は・・・

2024年10月1日 天王森泉公園
くわくわ森にて撮影
ツルボ

山野の日当たりのよいところで見られる
ツルボがたくさん咲いてくれました。

 

2024年9月26日 天王森泉公園
くわくわ森にて撮影

切り戻ししたシラヤマギクは倒れずに
きれいな花を咲かせてくれました。

 

シラヤマギクの花

 

フジカンゾウの花

このようなお花たちは
草刈り機で刈ってしまうと
残すことは難しいです。

 

手刈りだからこそ!
残すことができるのだと思います。

 

一時はボランティア人数の減少などで
手刈りができなかったのだそうです。

 

「花がきれいに見える森が
理想だったの!」と
YTさんも喜んでくださいました!

 

私もきれいなお花たちを見られると、
森からご褒美をいただけたようで
嬉しくなります(^^♪

 

多くの方に森を楽しんでいただけたら
いいな~と思います(*^-^*)

 

この夏の体験は、私にとって
宝物になりました。

 

豊かな自然に感謝🌟

 

 

天皇森泉公園のホームページはこちら。

www.tennoumori.net