この小さくてシャレた飛行機みたいな生き物は何?~コブドウトリバとシラホシトリバ

神奈川県横浜市にある
天王森泉公園でボランティアをしています
青い鳥です(*^-^*)

 

今年、トリバガというガの仲間が
いることを初めて知りました!

 

初めての出会いは、
シャクチリソバにとまっている
小さな飛行機みたいな生き物がいる!
と気づいた時でした。

 

今年出会った2種類のトリバガのことを
書きたいと思います。

 

 

なに?!この小さなシャレた飛行機みたいな生き物は!

初めての出会いは、
↑こんな印象でした。

 

しかし!

 

小さすぎて写真はピンボケ(;^_^A

 

2024年10月6日 天王森泉公園
野の花苑にて撮影

 

そのあと、
この小さなシャレた飛行機みたいな生き物を
追いかけました!

 

ひょろひょろと心もとなげに飛ぶ
小さなシャレた飛行機。

 

しばらく追いかけていると、
ノコンギクにとまって吸蜜を始めました。

 

ピンボケながらもなんとか見られる
写真が撮れて嬉しくなりました(*^-^*)

 

ノコンギクの直径が約2.5cmなので、
トリバガたちの小ささがわかると思います。

 

2024年10月6日 天王森泉公園
野の花苑にて撮影

 

写真を撮っているときは
気づきませんでしたが、
拡大してみると
左右で違う種類であることに
気づきました。

 

調べてみると、

左は、おそらくコブドウトリバ

右は、シラホシトリバ

であることがわかりました。

 

 

おそらくコブドウトリバ

2024年10月12日 天王森泉公園
野の花苑にて撮影
ユウガギクで吸蜜するコブドウトリバ

 

私が出会ったコブドウトリバは
1cmほどの大きさでした。

 

 

コブドウトリバ基本情報

●目名・科名:チョウ目トリバガ科

●大きさ(開翅長):10~17mm

●分布:本州(秋田県以南)、九州、沖縄島
   海外では、朝鮮半島南部、中国湖南省、タイ、ミクロネシア、オーストラリア

●出現期:7~10月

●餌:花の蜜
   幼虫はブドウ科ヤブガラシ)の花、つぼみ、稚果などを食べる。

(参考資料:虫ナビ)

 

とまっているときは前脚と中脚でとまり、
後脚は上げています。

 

その後脚にはとげがあります。

 

前翅は中央付近から二又に分かれ、後翅は3本に分かれている。

 

私の撮った写真では、
前翅が二又に分かれているのは
わかりますが、
後翅が3本に分かれているのは
わかりませんね💦

 

前翅は淡褐色で、3本の黒褐色の帯がある。

写真の青い矢印の部分と思われます。

 

 

後翅の第3翅状翅の後縁沿い先端近くに黒褐色の特殊鱗がある。

写真の黒矢印の部分のことでしょうか?

 

腹部背面基部と後方にある黒褐色紋も
特徴的

 

同属の仲間では最も小型。

 

後翅もトリバガの特徴の一つだそうです。

普段は後翅は前翅の下に隠れるので
わかりにくいのですが、

後翅は膜ではなく、鳥の羽状になっています。

 

 
この写真では後翅が鳥の羽状に
なっているのが
かろうじてわかると思います。
 
それが実際には、
3本に分かれているのだそう。
 
 

シラホシトリバ

 

シラホシトリバ基本情報

●目名・科名:チョウ目トリバガ科

●大きさ:10~17mmほど

●分布:本州、四国、九州、対馬屋久島、奄美大島西表島
    海外では、朝鮮、中国

●出現期:5~10月

●餌:花の蜜
   幼虫はブドウ科、エビヅルやノブドウを食べる。

 

前翅が3つに分かれているのが特徴です。

 

***

 

翅や体に白い斑点があるので、
シラホシという名がついたのではないか
と思います。

 

コブドウトリバと比べると、
シラホシトリバの方が華やかな印象です。

 

後翅が鳥の羽状になっているのは
コブドウトリバと同じです。

 

***

 

初めての出会い!

きれいに写真を撮りたかったけれど、
ピンボケなのがちょっと残念です(;^_^A

 

もっとうまく撮れるようになりたいです!

 

 

初めて気づいた小さなシャレた
飛行機のような生き物。

 

それが何か?
知ることは楽しいですね(^^♪

 

まだまだ知らないことがたくさんあって、
まだまだ知らない生き物たちが
すぐ近くにいるのだと思うと、
ワクワクしてきます!

 

トリバガの仲間はまだたくさんいるので
他にも見つけていきたいと思います。

 

豊かな自然に感謝🌟

 

 

天皇森泉公園のホームページはこちら。

www.tennoumori.net

 

 

参考資料:

虫ナビ

自然観察大学ブログ