毎月第一火曜日に開催される
天王森泉公園の生き物観察会。
11月は5日に行われました。
私も毎回ボランティアで参加しています。
野の花苑で見られた生き物たち
whispering-of-trees.hatenablog.jp
この続きで、
弁天坂から見晴らしの丘で見られた
生き物たちをご紹介します。
- ノイバラ(野茨)の実
- アカスジチュウレンジ
- ヘクソカズラ(屁糞葛)の実
- ノコンギク(野紺菊)
- オオハナアブ
- マルカメムシ
- キゴシハナアブ
- ホソヒラタアブ
- ミナミヒメヒラタアブ
- ハチとアブの見分け方
- ツマグロキンバエ
- トキリマメ
- ムモントックリバチの巣
- カラスノゴマ(烏の胡麻)の実
- ツマグロヒョウモン♂
- ベニシジミ
- ウラナミシジミ
- クロマダラソテツシジミ
- ヒメクダマキモドキ
目次が赤なのは植物。
青は昆虫です。
ノイバラ(野茨)の実

バラ科の落葉性つる性低木。
日本のノバラの代表的な種。
沖縄以外の日本各地の山野に多く自生し、枝に鋭いトゲがある。
赤い果実は、利尿や便秘の治療に薬用される。
春に可憐な白いお花を
咲かせてくれていたノイバラ。
赤い実を実らせていました。
弁天坂は日当たりがいいので、
ノイバラがきれいに咲いてくれます。
野の花苑や森にも生えてくるのですが、
日当たりが悪いので咲きません。
花が咲かないと、ただの茨(^_^;)
なので、
草刈りのとき、刈る対象になります。
が・・・
握ると痛い思いをします💦
草刈りでは要注意植物です。
そのノイバラにアカスジチュウレンジの
幼虫がいたようです。
私は全然気づきませんでした(;^_^A
アカスジチュウレンジ


あれ?
うちのバラの葉っぱにも
いたかもしれない・・・
と思いました。
成虫になったらどんな虫に
なるのだろう?
と思って調べてみました。
アカスジチュウレンジは
バラチュウレンジともいうそうです。
バラの害虫とされているそうです。
アカスジチュウレンジの成虫の写真は
こちら→昆虫エクスプローラ
ヘクソカズラ(屁糞葛)の実

アカネ科ヘクソカズラ属のつる性多年草で、やぶや道端など至る所に生える雑草。
夏に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせる。
葉や茎など全草を傷つけると、悪臭を放つことから屁糞葛(ヘクソカズラ)の名がある。
別名で、ヤイトバナ、サオトメバナともよばれる。
ヘクソカズラなんて名前が
かわいそうに思われるくらい、
かわいらしいお花を咲かせてくれます。
秋の実もなかなか素敵です!
去年は秋のリースに
この実を巻きつけて楽しみました(*^-^*)
ノコンギク(野紺菊)

キク科シオン属の多年草。
弁天坂にもノコンギクが
咲き誇っています!
この日は晴れていたので、
ハチやアブたちがノコンギクに
訪れていてにぎやかでした。
***
ここからは、
ノコンギクに訪れていた虫たちを
ご紹介します。
オオハナアブ

目名・科名:ハエ目ハナアブ科
体長:14~16mm
分布:北海道、本州、四国、九州、対馬、南西諸島
出現期:4~12月
エサ:花の蜜や花粉
幼虫は水生で腐食物を食べる。
ハナアブ科の代表種。
“オオ”が付くものの実際にはナミハナアブと体長は変わらず、デブにした感じで、非常に丸っこい体形が印象的なハナアブである。
大きな複眼には迷路のような模様があり、頭部の複眼の間には3つの赤い単眼がある。複眼が互いに接しているのが♂で、離れているのが♀である。
幼虫が水生のため、池や湿地が多い草原でよく見られる。
日本全土に広く分布する。
ナミハナアブをデブにした感じ?(笑)
ナミハナアブは見たことないので、
比べてみたいです。
複眼の迷路模様や3つの赤い単眼など、
調べてみたら今回観察できなかった
情報がたくさんありました!
次回出会ったときに観察したいと思います。
楽しみです(^^♪
写真のオオハナアブは目が離れているので、
メスですね!
オオハナアブが飛んで行った先に
小さなカメムシさんもいました。
マルカメムシ

オオハナアブとマルカメムシ
この科のものはカメムシ一般と異なってとても丸っこい形をしており、本種は日本ではそのもっとも普通な種である。
体長は5~5.5mm。
幼虫の食草が主にマメ科植物だそうで、
天王森泉公園の田んぼに植えた黒豆にも
たくさんマルカメムシがついていました。
小さくて丸っこいので、
初めて見たときテントウムシかと思いました!
キゴシハナアブ
10月に初めて出会ったキゴシハナアブ。
今回はたくさんのキゴシハナアブたちが
いました。
よく見ると、
黄色い部分がたくさんある個体と、
黒い部分がたくさんある個体がいました。

調べてみると、
上がオス、下がメスでした。
目名・科名:ハエ目ハナアブ科
大きさ:9~13mm
分布:本州、四国、九州、五島列島、トカラ列島、奄美諸島、沖縄島、宮古列島、八重山列島
出現期:4~10月
エサ:花の蜜や花粉
斑模様をした黄色い複眼が特徴的なハナアブ。
複眼は黄色で、まばらに暗赤色の点がある。
胸部は中央に3本、側縁に1本の黄色い縦筋が見られる。
胸部・腹部ともに強い光沢がある。
他のハナアブたち同様、
オスは複眼がくっついていて、
メスは複眼が離れています。
そして、オスは黄色い部分が多くて
メスは黒い部分が多いです。
ホソヒラタアブ

私は一番よく見かけるアブです。
目名・科名:ハエ目ハナアブ科
大きさ:8~11mm
出現期:3~11月
分布:北海道、本州、四国、九州
エサ:幼虫はアブラムシを食べる
写真のホソヒラタアブは
花にとまっていますが、
ホバリングが上手で、
ホバリングしながら
花から花へと飛び回っているのを
よく見かけます。
ミナミヒメヒラタアブ

目名・科名:ハエ目ハナアブ科
大きさ:約8~9mm
出現期:4~10月
エサ:花の蜜や花粉
腹部が細長い小型のヒラタアブ。
胸部は銅黒色の金属光沢があり、周囲は黄色で縁取られる。
♂の腹部は細長い筒状だが、♀ではやや膨らむ。更に♀は複眼も離れる。
ミナミヒメヒラタアブ
私は初めて出会いました!
ホソヒラタアブを一回り小さく
繊細にした感じのアブがいる!
かわいい!と思いました。
ホソヒラタアブもミナミヒメヒラタアブも
きらきら光って、
羽はオーロラ色に輝いて
とてもきれいでした✨
ハチとアブの見分け方
この日はハナアブたちがたくさんいました。
ハナアブを見ながら、
「ハチかと思った!
見分けがつきません💦」と
つぶやいたら・・・
生き物マスターさんのHさんが
「ハエ・アブは翅が2枚、
ハチは4枚なんですよ。
それで見分けるのは難しいですよね。
ハチは寒さに弱いので、
寒い時期に飛んでいたらアブです。
一番わかりやすいのは、
とまっているときにアブは
お尻を上下させる仕草をするところ!」
と教えてくださいました。
わかりやすい見分け方を
教えていただきました(*^-^*)
ツマグロキンバエ

目名・科名:ハエ目クロバエ科
大きさ:5~7mm
出現期:6~11月
分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄
エサ:花の蜜
幼虫は動物の死骸を食べる
深緑色で、背中に丸みがあり、翅の先端が黒くなったハエ。
複眼は青緑色に輝き筋模様がある。
口器は長く突き出る。
草原の花でよく見られる。
写真では黒っぽく写っていますが、
目で見たときは青緑色に輝いていました。
花粉まみれになっていて
幸せそうでした(*^-^*)
複眼の波模様が面白いです。
トキリマメ

ノコンギクとトキリマメ
山野に生えるつる性植物。
トキリの意味は不明だが、痰切と同じような意味だろうか。
タンキリマメによく似るが、全体に黄褐色の毛が少ないため緑色が目立ち、小葉がやや大型で薄く、先が急に細くなったとがる。
小葉の幅はタンキリマメが中央より上が最も広いのに比べ、本種は下半部が最も広い。
(秋の山野草ポケット図鑑より)

赤い鞘が開いて、
中の黒い種子が見えるようになると
華やかで人気があります。
ムモントックリバチの巣

ムモントックリバチは、
ドロバチ科で体長10~15㎜ほどのハチ。
生き物マスターのHさんによると、
この巣の中にムモントックリバチの
卵が産みつけられているそうです。
そして、毒針を刺されて動けなくなった
芋虫が入っているのだとか。
卵からかえった幼虫は、
その芋虫を食べながら成長して、
来春、巣から飛び立っていくそうです。
ムモントックリバチの巣だと同定したのは、
巣の形が半球状で
入口の反り返った部分を閉鎖するときに
壊してあるからとのことです。
こちらのサイトに巣をつくる工程が
載っていました。
うまくつくるものですね!
いつも感心してしまいます。
カラスノゴマ(烏の胡麻)の実

和名は、種子をカラスの食べるゴマに見立てたものだという。
畑や道端などに生える。
(秋の山野草ポケット図鑑より)
10月の生き物観察会の時は、
黄色いお花を咲かせていたカラスノゴマ。
→ カラスノゴマの花
今は実をつけていました。
ツマグロヒョウモン♂

野の花苑でもオスのツマグロヒョウモンに
出会いましたが、
見晴らしの丘でも出会えました。
翅を開いてきれいでした。
ツマグロヒョウモンについて、
詳しくはこちらをどうぞ。
ベニシジミ

シジミチョウ科の蝶。
色合いが秋型のベニシジミ。
春型と秋型は小型で表面が鮮紅色、夏型は表面の紅色が黒化する。
(日本のチョウ成虫・幼虫図鑑より)
季節によって翅の色が変わるのは
衣替えしているみたいでおもしろいですね。
ベニシジミについて詳しくはこちらをどうぞ。
→ ベニシジミ
ウラナミシジミ

シジミチョウ科の蝶
大きさ:開張長25~35mm
分布:本州、四国、九州、南西諸島
出現期:7~11月
後翅に尾状突起があり、裏面の白色帯が波状となる
(日本の昆虫1400より)
マメ科の植物が食草。
旅(北上)する蝶として有名で、
10月の生き物観察会でも出会いました。
その時に少し詳しく書いているので、
10月の生き物観察会の記事もどうぞ。
→ ウラナミシジミ

クロマダラソテツシジミ

私は今年の10月に初めて出会いました!
数年に1度は関東各地でも
大量発生するそうですが、
今年は爆発的に発生したらしく、
その後何度も出会いました。
東京でクロマダラソテツシジミが
よく見られるようになるのは、
9月以降だそうです。
ウラナミシジミ同様、北上して
勢力を広げようとしている蝶で、
台湾から南西諸島、九州へと
夏場に徐々に北上して勢力圏を拡大。
9月頃に関東にたどり着くそうです。
大きさ(開翅長)約25mm。
幼虫は、ソテツなどの芽や新芽を食べます。
(天野和利さんの記事と日本の昆虫1400より)
ヒメクダマキモドキ

虫が宙に浮いている!
と思ったら…
クモの糸に引っかかっていました。
こんな風に観察するのは
不思議な気分です(^_^;)
目名・科名:バッタ目ツユムシ科
大きさ:34~42mm
分布:本州、四国、九州、南西諸島
出現期:8~11月
平地~丘陵で見られる
(日本の昆虫1400より)
生き物マスターのOさんによると、
よくアカメガシワにいるのを見かけるそうです。
ピチッと鳴くそうです。
南方系の虫で、かつては沿岸部に
生息していたそうです。

食草のアカメガシワの上にいたそうです。
それにしても、
後ろ足が長すぎ!!!
***
私は見ていないけれど・・・
Oさんがきれいなヤマトシジミの
写真を送ってくださいました。


いつも写真がきれいで
私の目標です!
***
③11月の生き物観察会~くわくわ森につづく。
whispering-of-trees.hatenablog.jp
参考文献


