4月の野鳥観察会で見られた鳥たち

4月29日に天王森泉公園の
野鳥観察会が開催されました。

木々にはすっかり葉が茂り、
木の上にいる野鳥を
観察をするのは難しい季節です。

それでも、たくさんの鳥たちが
鳴いていました。

野鳥観察会で見られた鳥たち
声を聞いた鳥たちをご紹介します。

 

 

天王の森館から見晴らしの丘、
くわくわ森では
鳥たちの鳴き声が聞こえていました。

境川遊水地でやっと鳥が
見られました。

 

見られた鳥たち

カワセミ

カワセミカワセミ科の
留鳥または漂鳥。

このカワセミはくちばしが
黒いのでオスです。

魚を捕るために
水にダイブするところも
見せてくれました!

残念ながら、
魚は捕れませんでした。

 

***

 

野鳥観察会の途中で
雑木林の辺りを歩いていた時、
カワセミの声が聞こえてきました。

私はカワセミは水辺にいるものと
思い込んでいたので、
カワセミに似た鳴き声の鳥かな?
と思っていましたが・・・

カワセミなのだそうです。

今はカワセミ恋の季節

産卵する場所は、

池の岸、川岸の土手、土山などに、
垂直な土壁に横穴を掘って営巣する。
(自然散策が楽しくなる野鳥図鑑より)

のだそうです。

最近の池や川は、
コンクリート張りになっているので、
巣をつくることができず、
水辺から離れた雑木林などの
土山に巣をつくることが
多くなっているそうなのです。

 

私は最近、カワセミの交尾を
目撃してしまいました!

2024年4月26日 和泉川にて撮影

人間の都合でカワセミにとって
住みにくい環境になっているなんて、
申し訳ない気持ちになりました。

せめて、点在する雑木林を残して
いきたいと思います。

雑木林を残せるよう、
ご協力お願いいたします。

私が交尾を目撃した
カワセミさん達も
卵が無事孵り、
立派に飛び立つことを
祈るばかりです☆

 

チョウゲンボウ

いきなり上空に現れた
チョウゲンボウ

ハヤブサハヤブサ科の
留鳥または漂鳥。

私はまだシルエットで
見分けることができませんが・・・

鳥に詳しい諸先輩方は、
飛ぶシルエットで分かるんですよね!

私も見分けられるようになりたいです!

あっという間に飛び去っていきました。

チョウゲンボウの飛ぶ姿は
かっこいいですね!

 

スズメ

スズメ目スズメ科の留鳥または漂鳥。

人家周辺でよく見られるスズメですが・・・

スズメが食事している姿を
じっくり見たことはなかったな~と
思いました。

スイバの実を食べるスズメさん。

こうやってみていると、
かわいらしくて絵になるな~と
改めてスズメの可愛さを実感しました!

 

ホオジロ

スズメによく似た鳥ホオジロ

スズメ目ホオジロ科の留鳥または漂鳥。

右がオスで、左がメスです。

オスは顔の線が黒くて、
メスは顔の線が茶色っぽいです。

ホオジロのオスの背中。

スズメとはだいぶ違いますね。

茶色がきれいです。

 

コチドリ

チドリ目チドリ科の夏鳥

ちょうど抱卵していました。

見つけられないように
巣を作るのだと思いますが・・・

なかなか見つかりませんでした(^_^;)

粘って粘って・・・
やっと見ることができました!

嬉しいです(*^-^*)

 

以前同じ場所で抱卵していた
コチドリがいたそうなのですが、
その時は大雨で巣が流されてしまい
ダメだったそうです。

今回は無事に孵化して
成長できますように☆

***

前回の生き物観察会の時は、
グラウンドを歩くコチドリ
出会えました。

この目と顔の模様がキュートで
お気に入りの鳥さんになりました!

 

モズ

スズメ目モズ科の留鳥または漂鳥。

電線にとまって
「キィーキィー」と鳴いていました。

飛びあがった瞬間のモズ

小さな猛禽類と言われるモズ。
かっこいい~~!

 

ハクセキレイ

スズメ目セキレイ科の漂鳥または留鳥

ハクセキレイも日常でよく見られる
おなじみの鳥です。

畑や水辺にたくさん食べるものが
あるようで、よく見かけます。

 

ハシボソガラス

スズメ目カラス科の留鳥または漂鳥。

カラスには、
ハシボソガラス
ハシブトガラス
がいます。

ハシボソガラスの方が、
くちばしが細いです。

おでこの辺りの盛り上がりが
ハシブトガラスの方が
盛り上がっています。

鳴き声は、ハシボソガラス
「ガァーガァー」

ハシブトガラス
「カーカー」

日頃、カラスが2種類いるなんて
意識していなかったな~と
思いました。

こういうことを知っていると、
身近な鳥を見るのも
楽しくなりますね。

 

写真に撮れなかったけれど見た鳥たち

中には、私は見れなかったけれど、
参加者の方々で見た方がいた
鳥たちもいます。

アオサギ
イワツバメ
オオバン
カルガモ
・カワウ
・カワラバト(ドバト)
・ガビチョウ
シジュウカラ
・ツバメ
ハシブトガラス
・バン
・ヒクイナ
・ヒメアマツバメ
ムクドリ

声が聞こえた鳥たち

・ウグイス
カワラヒワ
コゲラ
コジュケイ
・セッカ
ヒヨドリ
ヤマガラ

 

カワラヒワの鳴き声

2024年2月7日 境川遊水地で撮影

カワラヒワは、冬は
「キリリ、コロロ」
と鳴いていました。
「ピロピロピロ」
とも聞こえました。

とても軽やかで、
かわいらしい鳴き声です。

それが、今回聞こえたのは
「チョンチョンジュ―イン」?

なんだか、「ギー」とも
ジー」とも聞こえるような
濁った鳴き声でした。

それがさえずりなのだそうです。

さえずりというのは、
繁殖のお相手を見つける時や
縄張りを守る時に出す声です。

今は、もう繁殖しているはずの
時期なのだそうです。

今さえずっているということは、
まだ繁殖のお相手が見つかっていない・・・
あぶれてしまったオスのようです。

 

「キリリ、コロロ」
「ピロピロピロ」と聞こえていたのは、
地鳴きといい、日常的な鳴き声だそうです。

地鳴きの方がきれいな声というのも
珍しいよね!と野鳥に詳しいYさんが
おっしゃっていました。

 

***

 

初めて野鳥観察会に参加したのが
今年の2月。

その時に鳥の魅力に
はまってしまいました。

少しずつ鳥の名前も覚え、
見つけたり見分けられるように
なってきていますが・・・
まだまだです。

毎回、その季節に合わせた
鳥たちの解説を聞けるのが
楽しみです(^^♪

今回は子育てシーズンだったので、
鳥たちの繁殖や子育てのことを
教えていただきました。

鳥たちのことを
より深く知ることができて
楽しいひと時でした(*^-^*)

すべてに感謝☆

 

天王森泉公園のホームページはこちらです。

www.tennoumori.net