10月の生き物観察会~弁天坂から見晴らしの丘

 

2024年10月1日に天皇森泉公園で行われた生き物観察会。

 

野の花苑で見られた生き物たちのつづきです。

whispering-of-trees.hatenablog.jp

 

 

植物

ネコハギ(猫萩)

弁天坂にて撮影

マメ科ハギ属の多年草

葉っぱが柔らかくて、
猫をなでているようです。

 

 

ヒガンバナ彼岸花

 

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草

 

野の花苑も弁天坂も
白い彼岸花が多いです。

 

道を華やかに彩ってくれていました。

 

弁天坂の白い彼岸花には、
1本黄色いリコリスが混ざっています。

 

 

シロハギ(白萩)

見晴らしの丘にて撮影

マメ科ハギ属の落葉低木。

 

赤紫色の萩もきれいですが、
白い萩は清楚な感じです。

 

 

昆虫

ノコギリクワガタ

弁天坂にて撮影

クワガタムシ科の甲虫。

 

子どもたちに大人気のクワガタ。

 

木の根元あたりにいました。

 

 

マダラスズ

見晴らしの丘にて撮影

バッタ目ヒバリモドキ科。

 

大きさ、6~8mm。

 

6~11月に
ジーー・ジーー・ジーー」
と鳴きます。

 

足の黒白の島縞模様がオシャレ!

 

初めて見ました!

 

7月の観察会で見たという方が
いらっしゃって、写真を見て
私も見てみたいな~と思っていました!

 

見た途端、マダラスズだ!と
わかりました。

うれし~~~(*^-^*)

 

Oさんが送ってくださった写真

 

 

オカメコオロギの仲間

見晴らしの丘にて撮影

バッタ目コオロギ科の昆虫。

 

大きさ、13~18mm。

 

8~10月に「リ・リ・リ・リ」
と鳴きます。

 

オスは頭が絶壁なのだとか…。

 

 

オンブバッタ

見晴らしの丘にて撮影

バッタ目オンブバッタ科の昆虫。

 

大きさ、20~47mm。

 

下の大きなのがメスで、
上の小さなのがオス。

 

私は、ショウリョウバッタ
おんぶしているだけかと
思っていましたが・・・

 

別物なのですね(^_^;)

 

 

エンマコウロギ

見晴らしの丘にて撮影

バッタ目コオロギ科の昆虫。

 

大きさ、29~35mm。

 

オスが「コロコロリー」と
高音で鳴きます。

 

このエンマコオロギはオスだか、
メスだかよくわからなくて、
ケースに入れられて観察中でした。

 

産卵管があるように見えたけれど、
これは産卵管ではない!とのこと。

 

生き物マスターのHさんによると、

コオロギは翅(はね)が4枚あります。

 

鳴くときには2枚を持ち上げて
こすり合わせて鳴きます。

 

後ろ2枚の翅はその下に隠れています。

 

写真の産卵管のように見える羽が
後ろ羽なのだそうです。

 

産卵管の位置とも違うということで、
このエンマコオロギさんは
オスということになります。

 

 

シバスズ

見晴らしの丘にて撮影

バッタ目ヒバリモドキ科の昆虫。

 

大きさ、6~7mm。

 

ジーー・ジージーーーー」と
鳴きます。

 

実際に聞いてみると、
かなり地味な鳴き声です。

 

写真のシバスズは
産卵管があるのでメスです。

 

 

イチモンジセセリ

見晴らしの丘にて撮影

ガに見えるけれど、蝶です。

 

セセリチョウ科の蝶。

 

写真は翅を開いたところです。

 

イネ、チガヤ、ススキ、ヨシ、
アズマネザサなどのイネ科植物が
幼虫の食草。

 

この辺りにはたくさん生えているからか、
イチモンジセセリをものすごく
たくさん見かけます。

 

 

ホシササキリ

見晴らしの丘にて撮影

バッタ目キリギリス科の昆虫。

 

大きさ、21~27mm。

 

「シリリリ・・・」と鳴きます。

 

 

クビキリギス

見晴らしの丘にて撮影

バッタ目キリギリス科の昆虫。

 

大きさ、50~57mm。

 

5月頃から「ジーーー」と鳴きます。

 

緑色、褐色、赤色といろいろな色の
クビキリギスがいるそうです。

 

写真のクビキリギスは、
メスの終齢幼虫だそうです。

 

生き物マスターのHさんによると、
噛みつく力が強く、
引っ張ると首が切れるから
クビキリギスと言うそうです。

 

噛みつかれたくないですね💦

 

 

キマダラカメムシ

 

カメムシ目カメムシ科の昆虫。

 

大きさ、12~15㎜。

 

もともと南方系のカメムシで、
近年、関東地方に進出してきた
そうです。

 

地球温暖化の影響で、
虫たちの生息する地域も
ずいぶん変わっているのですね。

 

 

バッタの仲間たちの見分け方

虫初心者の私に
生き物マスターさんが、
バッタの仲間の見分け方を
教えてくださいました。

 

  1. 触覚が短いのがバッタ
  2. 平たいのがコオロギ
  3. 縦に長いのがキリギリス

 

触覚が短いのがバッタ

 

オンブバッタも触覚は短いです。

 

 

平たいのがコオロギ

平たい形のオカメコオロギの仲間



縦に長いのがキリギリス

顔や体が縦に長いクビキリギス

ホシササキリも顔や体が縦に長い
キリギリスの仲間

 

まずはこの3つの特徴から
覚えていくといいですよ!とのこと。

 

コオロギがバッタと違うのは
わかっていましたが・・・

あとはみんなバッタの仲間でしょ!と
思っていた私。

 

知れば知るほど奥深くて、
知れば知るほど世界が広がります。

 

自分の内側の世界が広がると、
人生ますます楽しくなりますね(*^-^*)

 

 

10月の生き物観察会~くわくわ森につづく。

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参考資料