野の花苑で見られた生き物たちのつづきです。
whispering-of-trees.hatenablog.jp
植物
ネコハギ(猫萩)
葉っぱが柔らかくて、
猫をなでているようです。
ヒガンバナ(彼岸花)
野の花苑も弁天坂も
白い彼岸花が多いです。
道を華やかに彩ってくれていました。
弁天坂の白い彼岸花には、
1本黄色いリコリスが混ざっています。
シロハギ(白萩)
マメ科ハギ属の落葉低木。
赤紫色の萩もきれいですが、
白い萩は清楚な感じです。
昆虫
ノコギリクワガタ
クワガタムシ科の甲虫。
子どもたちに大人気のクワガタ。
木の根元あたりにいました。
マダラスズ
バッタ目ヒバリモドキ科。
大きさ、6~8mm。
足の黒白の島縞模様がオシャレ!
初めて見ました!
7月の観察会で見たという方が
いらっしゃって、写真を見て
私も見てみたいな~と思っていました!
見た途端、マダラスズだ!と
わかりました。
うれし~~~(*^-^*)
オカメコオロギの仲間
バッタ目コオロギ科の昆虫。
大きさ、13~18mm。
8~10月に「リ・リ・リ・リ」
と鳴きます。
オスは頭が絶壁なのだとか…。
オンブバッタ
バッタ目オンブバッタ科の昆虫。
大きさ、20~47mm。
下の大きなのがメスで、
上の小さなのがオス。
私は、ショウリョウバッタが
おんぶしているだけかと
思っていましたが・・・
別物なのですね(^_^;)
エンマコウロギ
バッタ目コオロギ科の昆虫。
大きさ、29~35mm。
オスが「コロコロリー」と
高音で鳴きます。
このエンマコオロギはオスだか、
メスだかよくわからなくて、
ケースに入れられて観察中でした。
産卵管があるように見えたけれど、
これは産卵管ではない!とのこと。
生き物マスターのHさんによると、
コオロギは翅(はね)が4枚あります。
鳴くときには2枚を持ち上げて
こすり合わせて鳴きます。
後ろ2枚の翅はその下に隠れています。
写真の産卵管のように見える羽が
後ろ羽なのだそうです。
産卵管の位置とも違うということで、
このエンマコオロギさんは
オスということになります。
シバスズ
バッタ目ヒバリモドキ科の昆虫。
大きさ、6~7mm。
実際に聞いてみると、
かなり地味な鳴き声です。
写真のシバスズは
産卵管があるのでメスです。
イチモンジセセリ
ガに見えるけれど、蝶です。
セセリチョウ科の蝶。
写真は翅を開いたところです。
イネ、チガヤ、ススキ、ヨシ、
アズマネザサなどのイネ科植物が
幼虫の食草。
この辺りにはたくさん生えているからか、
イチモンジセセリをものすごく
たくさん見かけます。
ホシササキリ
バッタ目キリギリス科の昆虫。
大きさ、21~27mm。
「シリリリ・・・」と鳴きます。
クビキリギス
バッタ目キリギリス科の昆虫。
大きさ、50~57mm。
5月頃から「ジーーー」と鳴きます。
緑色、褐色、赤色といろいろな色の
クビキリギスがいるそうです。
写真のクビキリギスは、
メスの終齢幼虫だそうです。
生き物マスターのHさんによると、
噛みつく力が強く、
引っ張ると首が切れるから
クビキリギスと言うそうです。
噛みつかれたくないですね💦
キマダラカメムシ
大きさ、12~15㎜。
もともと南方系のカメムシで、
近年、関東地方に進出してきた
そうです。
地球温暖化の影響で、
虫たちの生息する地域も
ずいぶん変わっているのですね。
バッタの仲間たちの見分け方
虫初心者の私に
生き物マスターさんが、
バッタの仲間の見分け方を
教えてくださいました。
- 触覚が短いのがバッタ
- 平たいのがコオロギ
- 縦に長いのがキリギリス
①触覚が短いのがバッタ。
オンブバッタも触覚は短いです。
②平たいのがコオロギ。
③縦に長いのがキリギリス。
まずはこの3つの特徴から
覚えていくといいですよ!とのこと。
コオロギがバッタと違うのは
わかっていましたが・・・
あとはみんなバッタの仲間でしょ!と
思っていた私。
知れば知るほど奥深くて、
知れば知るほど世界が広がります。
自分の内側の世界が広がると、
人生ますます楽しくなりますね(*^-^*)
10月の生き物観察会~くわくわ森につづく。
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参考資料