ハラビロトンボ(腹広蜻蛉)

ハラビロトンボという
トンボがいることを
今年初めて知りました!

 

しかも・・・

メスとオスで全く違うトンボのよう。

 

メスとオスで色や模様が違う
トンボがいることも
初めて知りました。

 

ハラビロトンボについて
ご紹介します。

 

 

ハラビロトンボ基本情報

・大きさ:3~4㎝

・分布:北海道から種子島

・出現期:4~9月

平地や丘陵地の湿地などで見られる。

体が扁平で、腹部が幅広いトンボ。

なわばりをつくり、ほかの個体が侵入するとホバリングしながら腹をそり返すようにしてにらみつけ追い払う。

(ポケット図鑑田んぼの生き物400より)

 

ハラビロトンボのオスとメス

未熟なうちは雌雄とも全身が黄色を基調とした体色をしている。

成熟するにつれて雄は全身が黒化したのち、腹部背面がシオカラトンボのように青白い粉を帯びるようになるが、雌は体色が全体的に黄色が濃くなる程度であるが、白っぽくなるものもある

また雄雌ともに顔面の額上部が青色の金属光沢を放つようになる

(ウィキペディアより)

 

ハラビロトンボのメス

メスと未成熟なオスは
黄色を基調とした体色です。

2024年5月3日野の花苑にて撮影

 

ウィキペディア

体長の割に腹部が極端に太く扁平で短いという独特の体形をしており、特に雌の腹部は極太である。

と書かれていますが、
お腹の辺りが太くて目立ちます。

 

ハラビロトンボのメスを
横から見たところ

横から見るとスリムです。

 

ハラビロトンボのオス

未熟なうちは黄色が基調の体色で、
成熟するにつれて黒化します。

2024年4月29日
田んぼにて撮影

黒化した若いオス。

前から見ると、
青い歯を出してニカッと笑っている
ような顔がおもしろいです(笑)

 

さらに成熟していくと、
腹部背面がシオカラトンボのように
青白い粉をふいたようになります

2024年5月13日
見晴らしの丘にて撮影

ウィキペディアによると、

平地の浅い池沼、湿地、休耕田などで羽化した成虫は、その周辺のやや背丈の低い草むらに移動し摂食活動を行う。羽化水域からあまり遠くまでは移動しない。

 

見晴らしの丘も田んぼから
さほど離れていない草地です。

ここで小さな昆虫を捕えて
食べているようです。

 

***

 

ハラビロトンボは
国際自然保護連合により、
軽度懸念の指定を受けている
トンボです。

神奈川県では「要注意種」に
なっています。

 

天王森泉公園では見かけることが
できています。

天王森泉公園は、
昆虫好きな人たちにとっては
たくさんの昆虫を見ることができる
場所のようです。

喜ばしいことです(^^♪

 

数を減らしている虫たちを見て思うこと

多様な植物があれば、
それだけたくさんの種類の虫たちが
住むことができます。

たくさんの種類の虫がいたら、
鳥や動物もたくさん住むことができます。

そのうえに、私たち人間の
生活が成り立っていることを
忘れないようにしたいものです。

 

虫がいなかったら、
虫を必要としている植物は
絶えてしまうのですから!

 

自然の中にいると、
自然は互いに助け合って
循環しているのを感じます。

人間の都合で
その循環を壊してしまうことの
ないように・・・

 

私たち人間も
自然のことを学んで、
自然の一員になることが
大切だと思います。

もし、自然の一員に
してもらえなかったら・・・

人間は滅んでいく種に
なってしまうでしょう。

 

世界的には、2030年までが
地球が住みやすい環境でいられるか
どうかの境目になるといわれています。

地球を人間も住みやすい環境に
維持していくためには、
やはり、植物も虫も鳥も動物も
住みやすい環境をつくっていくことが
必要なのだと思います。

 

どうしたら住みやすい環境になるのか?

それは、自然に学ぶのが
一番だと思います。

 

ハラビロトンボさんが
ゆうゆうと飛び交う景色を
残していきたいですね。

 

すべてに感謝☆

 

天王森泉公園のホームページはこちらです。

www.tennoumori.net

 

参考文献