
先日、田んぼに人だかりができていました。
たまたま通りかかったボランティア仲間が
「珍しい鳥がいるよ!」と
教えてくれました。
田んぼに行き、
詳しそうな方に聞いてみると
「トウネンとイカルチドリがいますよ!」
「トウネンはここでは初めて見ました」
とのこと。
田んぼの遠くの方を2羽の鳥が、
近づいたり離れたりしながら
エサをついばんでいました。

奥にいるのがイカルチドリ
トウネン基本情報

●和名:トウネン(当年)
●目名・科名:チドリ目シギ科
●大きさ:全長15cm
●生活型:旅鳥
●見られる時期:4~5月(春)、7~10月(秋)
●生息地:海岸の砂浜、干潟、河口、水田、湿地
(自然散策が楽しくなる!野鳥図鑑より)
旅鳥というのは初めて聞きました。
実際にどこからどこまで旅をするのでしょう?
夏にシベリア北東部やアラスカ北西部のツンドラ地帯で繁殖し、冬は東南アジアからオーストラリア、ニュージーランドにかけての地域で越冬する。
日本では春と秋の渡りの途中で立ち寄る「旅鳥」として、全国に渡来する。小型シギの中では最も普通に見ることが出来る。九州以南では越冬する個体もある。
冬に向けて、
オーストラリアやニュージーランドに
移動する旅の途中のようです。
詳しい方によると、
このトウネンは今年生まれた
羽の色なのだそうです。
確かに、
ウィキペディアに載っているトウネンほど
模様が首の方までありませんし、
色も淡い感じがします。
初めての旅の途中のトウネン。
姿を見せてもらえて嬉しいです(*^-^*)
イカルチドリ基本情報

●和名:イカルチドリ
●目名・科名:チドリ目チドリ科
●大きさ:全長21cm
●生活型:留鳥または漂鳥
●生息地:河川、湖沼、池、水田
(自然散策が楽しくなる!野鳥図鑑より)
トウネンとイカルチドリ

図鑑によると、トウネンは
「群れで行動している」
と書かれています。
ですが…
この日、見たのは1羽。
日頃は群れで行動するのに、
しかも今年生まれたばかりのトウネン。
1羽で大丈夫なのでしょうか?
心細かったのか?
ずっとイカルチドリのそばにいました。
イカルチドリは留鳥または漂鳥なので、
このあたりのことをよく知っているのかも
しれません。

イカルチドリが移動すると、
トウネンもその後を追っかけていきます。



田んぼの中にくちばしを突っ込んで、
エサを探しては食べていました。
きれいに撮れている方の写真を
見せていただいたら、
赤いひも状のものをくわえていました。
食べていたのは
ユスリカの幼虫とのことでした。




追いかけていきます!




その姿がかわいくて・・・
集まっていたカメラマンたちも
「一緒にいたいんだな~」と
みんなで微笑ましく見ていました。
イカルチドリとトウネンの姿を見て
あたたかい気持ちになり、
癒されました。
こんな姿がいつまでも見られる
地球にしたいですね🌟
鳥や生き物たちを守りたい

今日2024年10月2日の新聞に
「身近な鳥16種 急減」
環境省調査「絶滅危惧種」ペース
という記事が載っていました。
環境省と日本自然保護協会は1日、国内の「里地里山」に該当する地域で身近な鳥類106種のうち、スズメやセグロセキレイなど16種が「絶滅危惧種」相当のペースで急速に減っているとする報告書を発表した。
この調査の定義では、里地里山は、
都市部を除き人の手が入った人工林や農地など。
里山に生息する鳥類の15%、
チョウ類の33%で個体数が
年3・5%以上のペースで減っているそうです。
同協会職員の藤田卓さんは「農地や草地など開けた環境を好む鳥類に顕著な現象が見られた。里地里山の管理放棄が影響している可能性がある」と指摘する。
生き物たちが減っている原因は、
その他にも地球温暖化の影響も
あるそうです。
里地里山は手つかずの自然と比べても、
生き物の数が勝るとも劣らないと
いわれます。
人間と生き物たちが
仲良く共生する一番いい形が里地里山
なのではないかと思います。
ですが、里地里山は
代替わりと共に売られてしまい、
宅地などになっていきました。
残されている里地里山も、
放置されていたり、
人手不足で充分に手入れができない
ところが増えているのが現状です。
全国的にそうですが、
この辺りでも里地里山に関わる方々は
高齢化しています。
今後、その土地が売られて
里地里山が失われてしまうのではないか?
と懸念しています。
今年は稲を育てられない田んぼがあり、
湿地のようになっているところがあります。
トウネンとイカルチドリが見られた場所も
田んぼをしなかったところです。
皮肉のようですが、
農薬を使わないせいか?
たくさんの植物や虫、
鳥たちの憩いの場所になっています。
「田んぼができなくても、
湿地として残せたらいいね!」と
ボランティア仲間で話しています。
自然が好きな私としては、
里地里山が見直されて、
里地里山の保全に関わる人が
増えてくれたらいいな~と思います。
里地里山を保全することが
生き物たちを守り増やすことに
なると思いますし、
地球温暖化が引き起こす災害を
小さくすることにつながると思います。
森づくり保全に関わっていると、
植物も虫も鳥もみんなつながりあっていて、
豊かな循環をつくっていることを感じます。
そこには、都市生活に慣れすぎて
忘れてしまっていた大切なものが
あります。
関心を持つことが第一歩!
里地里山に関心を持ってくださる人が
増えたらいいなと思います(^^♪
感謝🍀
